その他 2023.8.02
今更聞くのは恥ずかしい!「お中元」とは?
皆さん、「お中元」の時期ですね!この季節になるとスーパーなどでお中元の商品を売り出す店舗が多いと思います。さて、よく目にするお中元、そもそもどのような目的があるのか、妥当な金額はいくらほどか、どのような人に送るべきなのか、逆に送ってはいけない人も実はいるんです、といったことを今回は紹介していきたいと思います。
目次
1.「お中元」とは
7月~8月の時期、日頃お世話になっている方に対して「感謝の気持ち」や「健康を願う気持ち」から贈るもので、「夏のご挨拶」とも呼ばれています。
2.「お中元」を贈る時期
7月初旬~8月初旬に贈るのが基本です。しかし地域によって贈る時期が異なります。
関東、東北では7月前半ですが、6月下旬に贈る人も増えています。北海道、東海、関西、中国、四国は主に7月中旬から8月前半、九州地方では主に8月前半です。贈り先の場所に応じて適切な時期に贈ることも大切です。
3.お中元は誰に贈るべきなのか、贈ってはいけない相手はいるのか
3-1 お中元を贈る相手
普段からお世話になっている方や目上の人、普段は会えないが感謝の気持ちを伝えたい人に贈りましょう。
主に「両親」「親戚」「上司」「仲人」「友人」「恩師」が一般的に良く見られる贈り先です。
3-2 お中元を贈ってはいけない相手
政治家や公務員、例えば公立学校の先生、役所の職員などに対しての贈り物は、当人同士の関係性は問わず、「収賄」と捉えられてしまう場合もあるので、控えることをおすすめします。
また、社内でお中元・お歳暮の贈り物を禁止している会社などもありますので、お中元を検討する際は事前に会社のルールを確認しておきましょう。
ちなみにですが、喪中の人にお中元を贈ってはいけないという事は有りません。あくまで感謝を伝える品ですので贈ることも受け取ることも問題はありませんが、贈る時期としては四十九日が過ぎてからや、お中元の時期をずらして「残暑見舞い」として贈る選択肢もございます。
4.妥当な金額
一般的なお中元の相場は3,000~5,000円です。
贈り相手との関係性などで差が出ます。あまりにも大きな金額の品だと贈られる側にも負担が生じてしまいますので毎年継続的に贈るのであれば適度な価格に保つのが良いです。
5.お中元の品としてふさわしくないもの。
靴やマットやスリッパは「踏みつける」、刃物やハンカチは「縁が切れる」という意味合いに捉えられかねませんので悪い意味を連想させるものは注意しましょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。またお中元は室町時代に公家の間で広まり、江戸時代には庶民にも馴染みある慣習になりました。今まで贈ったことがない方もこれを機に古くからあるこの習慣に触れてみることをご検討いただけると嬉しいです。
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