その他 2020.9.14
プラスチック容器についたにおいを簡単に消す方法
作り置きしたおかずや常備菜のストックに便利な「保存容器」ですが、
使い方や食材によってはにおいが染み付いてとれなくなってしまうことも。
そこで今回は、プラスチック容器のにおいを簡単に消す方法をご紹介します。
目次
1.プラスチック容器のにおいの原因とは?
プラスチックの容器についてしまうにおいの原因は、表面の目に見えない凸凹。
この細かい凹凸に入り込んだ油汚れやにおい成分は、普通に洗っただけではなかなか落としづらく
いつまでも残ってしまうため、結果的に色移りやにおい移りが発生してしまいます。
また、プラスチック容器は他の容器に比べ、油汚れやにおいを吸着しやすい性質があります。
2.容器についたにおいを消す方法
2-1【塩】
《容器に塩大さじ3杯と水を入れ、しっかり蓋をして3分くらい振る》
こうすると、浸透圧の効果で細かい凹凸に入り込んだにおい成分が吸い出されます。
塩にはにおいや湿気を吸着する性質があります。
また、殺菌効果もあるので容器についた雑菌の繁殖も抑えてくれます。
塩に少し水分を含ませ、スポンジや手で擦るだけでもにおいを取ることができますよ。
2-2.【重曹】
《容器にぬるま湯を張り、小さじ2〜3枚分の重層を入れてよく溶かし1時間ほど放置する》
アルカリ性である重曹は、酸性のにおいを中和して消臭してくれます。
また、静菌作用もあるので雑菌の繁殖を抑え悪臭を防いでくれます。
2-3.【酢】
《容器にぬるま湯を張り、小さじ2〜3枚分の酢を入れ1時間ほど放置する》
先ほど紹介した重曹を使う方法と似ていますが、酢を使った場合は「ぬめり」も取れますので、
ぬめりも気になるのであればこの方法でやってみてください。
※長時間つけすぎると酢の匂いが残りますので1時間を目安にしてください。
2-4.【米のとぎ汁】
《米のとぎ汁を容器に入れ、30分程度放置する》
米のとぎ汁には、天然の界面活性剤といわれるサポニンが含まれており、
このサポニンの働きで油汚れがよく落ち、においを元から取り除いてくれます。
とぎ始めの濃い汁を使うとより効果的ですよ。
2-5.【炭】
《容器に水と炭を入れて一晩放置する》
炭が持つ無数の小さな孔がにおいを吸着してくれます。
2-6.【コーヒーかす】
《乾燥させたコーヒーかすを容器に入れ蓋をしておく》
コーヒーかすは表面に多数の穴がある多孔質であるため、活性炭と同じように
においを吸着する効果があります。
※湿ったままのコーヒーかすはカビが生えやすいのでしっかり乾燥させてください。
2-7.【茶殻】
《乾燥させた茶殻を容器に一晩入れておく》
緑茶に含まれるカテキンには抗菌・消臭効果があります。
2-8.【アルコール (消毒用エタノール)】
《アルコールを容器に吹きかけ自然蒸発させる》
表面の凹凸に入り込んだ油汚れを溶かしてくれるので、
簡単ににおいを取ることができます。
※食品にかかっても安全なアルコールを使用してください。
2-9.【天日干し】
紫外線には殺菌・消臭効果があります。
色々な方法を試してみてもにおいが落ちない場合、最終手段として試してみてください。
※直射日光に長時間当てると熱で変形したり割れやすくなる可能性もあるので注意しましょう。
3.おわりに
いかがでしたか?
キッチンハイターなどを使わなくても身近にあるもので
容器のにおいを簡単に取ることができます。
今回ご紹介した方法に不向きなにおいもあると思いますが、
どれも簡単な対処法ですので試してみてはいかがでしょうか。
また、においが移りやすい原因として“湿気”が関係していることがありますので、
しばらく使用しない場合はお菓子などについている乾燥剤を容器に入れて保管してみてください。
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