その他 2020.2.10
しゃぶしゃぶ鍋の真ん中の煙突は何?
しゃぶしゃぶ鍋と言えば、ドーナツのような形で真ん中に空洞があり、
煙突のようなものが出ているのが特徴です。
とても特徴的な形ですが、いったいどうしてあのような形になっているのでしょうか?
しゃぶしゃぶ鍋が現在の形状である理由をご紹介いたします。
目次
1.しゃぶしゃぶ鍋の形の理由
1.1.かつての通気口としての役割の名残
現在のようにガスコンロがない時代、七輪などを使い炭火で調理していました。
その上に鍋を置いて密封すると空気の通り道がなくなり火力が弱まります。。
真ん中に煙突をつけて、空気の通り道を作り通気口とした説があり、
その名残と言われています。
1.2.スープの温度を一定に保つため
しゃぶしゃぶは、冷たい肉や野菜をスープにくぐらせる度に温度が低下します。
それを防ぐために熱伝導率の高い銅製の鍋にし、煙突を付けることで鍋と火が触れる面積が大きくし
スープを冷めにくくしているという役割があります。
1.3.しゃぶしゃぶする際に手が熱くならないため
普通の鍋は、熱が外側に逃げていくので、具材をしゃぶしゃぶをするとき手が熱くなります。
しゃぶしゃぶ鍋は、真ん中に煙突があることで煙突から熱を逃すので、手が熱くなることを
防ぐ役割があります。
2.しゃぶしゃぶ鍋の種類
2.1.煙突型
上記でも紹介した煙突型のしゃぶしゃぶ鍋が一般的で、美味しく食べることができます。
ただ、形が特殊なので収納場所を決めておいた方が良いです。
《新光堂》鎚目入れしゃぶしゃぶ鍋(銅鍋) 22cm S-1047H
2.2.丸鍋型
しゃぶしゃぶ鍋には、煙突が無いものもあります。
そのため見た目は普通の鍋と変わりませんが、しゃぶしゃぶ用に工夫されています。
鍋の口が広く、全体的に浅い作りになっており、熱伝導が良いように槌目が打たれているものもあります。
丸鍋型はしゃぶしゃぶ以外の料理にも使えるのが良いですね。
《新光堂》鎚目入れうどんすき鍋(銅鍋) 34cm S-1090L
2.3. 二色鍋
ゃぶしゃぶ鍋ではありませんが、最近では二色鍋をしゃぶしゃぶ鍋として出すお店があります。
基本の昆布だしのスープだけではなく、豆乳だし、塩だし、味噌だし等、2つのスープを同時に
楽しめます。
機能重視というよりは、おいしくしゃぶしゃぶを楽しめる鍋です。
3.まとめ
しゃぶしゃぶをおいしく食べるには、スープの温度を下げない事です。
冷たい食材を頻繁に出し入れするしゃぶしゃぶはスープの温度がどうしても下がってしまいます。
温度を下げないようにするには専用の鍋が必要なのです。
しかし、なかなか専用の鍋を持つ事がむずかしい場合は、土鍋を使用するのもお勧めです。
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