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厨房用品 2021.2.09

揚げ物鍋・てんぷら鍋 おすすめ選び方

寒河江

子供も大人も大好きな揚げ物は、食卓にあるとうれしいおかずですよね。しかし揚げ物を作るのは下ごしらえも揚げるのも手間がかかってしまいます。片付けが面倒だから家では揚げ物をしない、というご家庭も多いのではないでしょうか。

 

どうしたら おいしく手軽につくることが出来るのでしょうか?

 

揚げ物は腕じゃなく、道具だとも言われてます。

 

         

 

これらが「4種の神器」です。

 

揚げ物をするなら1.分厚くて大きな鍋が理想で、2.温度  を一定に保ち、揚げたものは鍋付属の網ではなく

3.バットに移して、4.油を熱いうちにしっかりろ過できる手軽な器具

揃えることも美味しくできるポイントということです。

 

 

今回は、4種の内 1.鍋について調べてみましょう

 

1.天ぷら鍋のお奨めな選び方

天ぷら鍋を選ぶ時に検討しておきたい項目を見ていきましょう。お奨めの選び方は以下の3つになります。

 

1-1.熱の伝わりやすさと保温性                   

 

揚げ物をおいしく揚げるには、深くて分厚い鍋を使うのがいいとされています。また揚げ物に適した温度が保てる保温性がポイントになります。

「なぜか失敗してしまう!」という人は鍋が原因かもしれませんね。

業務用としても広く使われているのが「銅製」と「鉄製」です。銅は熱伝導性に優れているため、火を点けてから短時間で油が適温になります。銅自体に熱を貯め込むので、食材を投入しても油の温度が下がりにくく、カラッと仕上がりやすいのが魅力です。また、鉄も熱伝導率が高く、油を適温に保ちやすいのが特徴です。

銅や鉄ほど熱の伝わりやすさには劣りますが保温性があり油を劣化させにくい性質がある「ステンレス製」、他に主な素材には、「アルミ製」「ホーロー製」等があります。

また、それぞれ素材の特徴があります。

 

1-2.揚げる量や素材に合ったサイズ

揚げ物に適した量の油を入れることができる大きさの鍋がいいでしょう。

家族の人数や、いつもの天ぷらの素材の大きさや形に応じて、天ぷら鍋のサイズを選ぶ必要があります。例えばお弁当用の揚げ物に大きいサイズで揚げるには、油が十分に温まるのに時間がかかるので、電気代やガス代もその分かかってしまい時間のロスになるだけです。そうなれば、小さめの天ぷら鍋がおすすめです。

また、1人暮らしであっても小さな方がスペース的にも困らない大きさがいいですよね。

ただ 小さすぎると天ぷらの素材が入らなかったり、コンロの火が引火してしまう危険もあります。自分に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

 

1-3.注ぎ口や温度計付や油が跳ねないちょっとした工夫がしてあるもの

 

 

天ぷら鍋に付いているとうれしい機能が「温度計」と「注ぎ口」です。

「温度計」がついている鍋なら毎回同じ場所で温度を測れるので温度管理ができます。

鍋に注ぎ口が付いていると油をろ過するときに安心してオイルポットに移すことが出来ます。お手入れが楽になります。

また、天ぷらを揚げる時にコンロ周りが必ず汚れてしまうという方は、油跳ね防止が付いていないか、底が浅い鍋を使っているのではないでしょうか。

油跳ね防止機能にはいろんなタイプがあり、シンプルにフタが付いているものや、鍋の上の部分を狭くすることで油の跳ね返りを防ぐものなどさまざまです。こういった機能はコンロが汚れませんし、掃除も楽になるのでチェックしておきたい項目です。

 

2.まとめ

 

今回は、いろんな機能付きの鍋から自分に合った鍋の選び方のポイントをお伝えしました。

次回は、天ぷらを揚げる時の温度について お伝えしたいと思います。

お楽しみ下さいませ。

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