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厨房用品 2021.3.18

調理用トングの選び方

遠藤

幅広く活躍してくれる調理器具「トング」。

サイズや素材、形状など種類が豊富で
どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

今回は、目的に合ったトングの選び方をご紹介します。

 

1.サイズで選ぶ

トングを選ぶ際には“長さ”も大切なポイントになります。

長ければ長いほどつかむ力が必要になります。

 

・15cm以下

お料理の盛り付けや取り分けに。

細かい食材を扱うときにとても便利な小さめのトングは、
指先代わりに使用できるため、ネイルをしている女性にもおすすめ。

 

・20~25cm程度

キッチンでの普段使いにおすすめ。

揚げ物から炒め物、パスタを茹でたりなど幅広く使えます。

 

・28cm以上

高温調理の揚げ物やバーベキューなどには長めのものを選ぶと安全です。

 

2.素材で選ぶ

トングに使われている材質には、
主に「ステンレス」「シリコン」「ナイロン」があります。

 

2-1.ステンレス

熱に強いので炒め物や揚げ物などの高温調理に向いています。
ただし、フライパンや鍋を傷つける可能性がありますので注意しましょう。

 

2-2.シリコン

耐熱温度が高いものが多いので、野菜炒めなどの調理に最適。
柔らかい素材なので、調理中にフライパンなどを傷つける心配もありません。

 

2-3.ナイロン

耐熱温度が低いものが多いので高温調理には向きません。
料理の取り分けや盛り付け用に使うのがおすすめ。

加熱調理に対応可能なものもありますので、
ナイロン製トングを選ぶ際は耐熱温度に気をつけてください。

 

3.先端の形状で選ぶ

先端の形状によって使い勝手のよさが変わります。

3-1.ギザギザになっているタイプ

重みのある食材をしっかりつかめるため、
ステーキ肉をひっくり返すなどの作業も簡単に行えます。
盛り付けなどの細かい作業には不向きです。

 

3-2.スプーンタイプ

サラダや茹で野菜など柔らかい食材を扱う際に最適。

 

3-3.穴が開いているタイプ

汁気のある料理の取り分けや揚げ物など、
食材のつかみと同時に水分や油分を切ることができます。

 

3-4.ピンセットタイプ

お肉やハムなどの薄い食材を取り分ける際や、お弁当の盛り付けにぴったり。

 

3-5.くし型タイプ

茹でたパスタを鍋から取り出す際や盛り付けに。
菜箸ではつかみにく麺類をしっかりつかむことが出来ます。

 

4.おわりに

 

いかがでしたか?
菜箸よりも使いやすく、用途も幅広い「トング」。
素材ごとの特徴を押さえ、使用する食材や調理方法にぴったりなトングを選びましょう。

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