厨房用品 2021.8.24
南部鉄器のおすすめ5選 鉄瓶 フライパン
キッチン道具で鉄といえば重いというイメージがあると思います。
しかし、鉄の道具は使いやすく多くのメリットがあります。
今回は、南部鉄器の特徴とおすすめ商品をご紹介していきます。
1.南部鉄器の歴史
17世紀初頭に岩手県の盛岡市を中心に治めていた南部藩が
京都から茶釜職人を招いたのが始まりです。
その後に全国各地から鋳物師、茶釜職人を呼び、武器、茶釜、日用品を製造させいた。
南部鉄瓶は18世紀になって茶釜を小さく改良したのが始まりになり、
使いやすさから広く用いられるようになりました。
また、伊達藩が治めていた岩手県奥州市にあたる地域でも、
日用品の鋳物の生産が盛んで、明治時代以後は両産地の技術交流が進み、
昭和30年代には盛岡と奥州の土地で作られた鋳物を総称して
南部鉄器と呼ぶようになりました。
2.南部鉄器の特徴
2-1.冷めにくい
南部鉄は一度溜めた込んだ熱を簡単には逃しません。
アルミ鍋より熱が冷めるまでに1.5倍かかります。
また、熱伝導率にもすぐれており、ステンレス製のやかんでお湯を沸かすより早く沸きます。
2-2.温度にムラができにくい
熱をムラなく伝える厚手の鉄鍋
南部鉄器のフライパンは厚み(約4~10mm)があり、たくさんの熱を蓄えることができるため、
保温性が高く、その蓄えた熱を全体にまんべんなくふんわりと伝えるため、
温度差ができにくい特性をもっています。
2-3.焦げ付きにくい
南部鉄器には、油なじみが良いという特性があります。
それは、砂型によってできた無数の小さな穴に、
油が良くなじむことにあります。
何回も使い込むことで油が全体に行き渡り、焦げ付きにくくなってきます。
油なじみが良くなってくると、黒くつやつやとしてきます。
2-4.味がまろやかに
南部鉄器のふんわりとじっくり温める性質で、
お味噌汁やお雑煮などの汁物の味がまろやかになります。
味がまろやかになると普段よりも味が濃く感じるため、
調味料が約2/3程で済みます。
2-5.安定した調理が可能
重厚に作られている南部鉄器は熱による変形が少なく、重さがある分、
安定して調理することができます。
熱をたくさん保有するので、炒め料理などで水分を飛ばすために行う
フライパンを「振る」という作業が必要ありません。
南部鉄器は重くても調理時に短所になることはほとんどありません。
2-6.鉄分補給(貧血予防)
南部鉄器で調理をすると鉄分が少しずつ溶け出し、
食材や水分に鉄分が移り簡単に鉄分補給ができます。
南部鉄器から溶出する鉄分のほとんどが人間の身体に吸収され
やすい「二価鉄」とよばれるものとなっています。
継続的にお使い頂ければ貧血予防や改善に効果があります。
また、味噌や食酢などの酸味のある調味料を使用すると、
より多くの鉄分が溶出することが実証されてます。
3.おすすめ南部鉄器(鉄瓶 フライパン 急須)商品紹介
3-1.岩鋳 Iwachu オムレット22cm
可愛いフォルムの形状で
オムレツはもちろん、目玉焼きやお肉を美味しく焼くことができます。
鉄鍋なのにそれほど重くなく使いやすい商品です。
3-2.岩鋳 Iwachu 鉄瓶 7型アラレ(IH対応) 黒焼付 0.9L 南部鉄器
岩鋳の鉄瓶は、丈夫で長持ちします。
鉄瓶では定番のアラレ(粒が規則的に並んでいる)の文様は、
ぬくもりと温かさが感じられます。
3-3.岩鋳 Iwachu 鉄瓶兼用急須 5型新アラレ 黒焼付 0.65L 南部鉄器
人気のある鉄瓶兼用急須
小型で鉄瓶と急須に使えるため使い勝手が良いです。
急須は内側にホーロー加工がされていることが多いですが、
この兼用急須はホーロー加工がされていないため鉄分の補給もできます。
文様はアラレです。
3-4.及源鋳造 鉄瓶 千草 1.15L H-154 南部鉄器
なんといってもこのフォルムが可愛いと人気の鉄瓶です。
1ケあるだけで癒しの和風空間を手軽に演出できるきます。
もちろん鉄分補給も可能です。
3-5.岩鋳 Iwachu オムレツパン24(木柄付) 内径23cm IH対応 フライパン 南部鉄器
目玉焼き、ホットケーキ、餃子等がきれいに美味しく焼けます。
フライパン全体を温めてから使用するので、
食材などは焦げ付かず、くっつかず料理が楽しくなるフライパンです。
4.まとめ
鉄の商品は、実際使用してみると、
食材全体に火が通り、焦げ付きにくく、更に鉄分も補給できます。
便利な物で一家に1ケくらいは持っておいても損はないと思います。
今回、南部鉄器の商品は数が多いため全てを紹介しきませんが、
形状、色、機能性を揃えた逸品であることに間違いないと考えています。
また別の機会に他商品についてもご紹介できればと思います。
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