ミルクを温めるだけではもったいない！
あれこれ使えて便利なミルクパンのおすすめポイントをご紹介します。

1.ミルクパンって？

ミルクパンはその名の通りミルク（牛乳）を温めるのに適した、
径が小さい深めの片手鍋で、直径15cm前後、容量はおおよそ0.6L～1L位のものが一般的です。
ミルクパンは温めたミルクを注ぐため、注ぎ口があるものがほとんどですが
メーカーによって注ぎ口がないものもあります。

名前は「ミルクパン」ですが、もちろんミルクを温める以外の事にも使え、
素材やデザインも様々で色々なタイプがあります。

 

2.使い方いろいろ

・お湯を沸かしたりミルクなど飲み物を温める

小ぶりなサイズなので1～2杯程度のお湯を沸かす時など手軽に使えます。
ミルクティーやチャイ、ひと手間かけたココアを作るのにもおススメ。
注ぎ口があるものはそのまま注げるので便利です。

・みそ汁やスープを作る
１～２人分のみそ汁やスープを作るのにもおすすめ。
少量ずつ余った野菜をまとめて煮込んで具沢山のスープなどいかがですか？
一人分の雑炊を作るのにもぴったりです。

・野菜や卵など少量のものを茹でる、煮込む
付け合わせや彩りに使う程度の少量の野菜を茹でたり、
ゆで卵を作るのにもおすすめです。

・揚げ物
テフロン加工やステンレス製のミルクパンなら揚げ物にも使えます。
少量の油で済むので、お弁当用にちょっと揚げたい時やもうあと１品欲しい時などに便利です。
（ホーロー製は表面の釉薬が剥がれる場合があり揚げ物に向きません）

・ご飯を炊く
蓋付きのミルクパンならご飯を炊くこともできます。
15分程で炊き立てのご飯が楽しめますよ。

・ジャム
ジャムやフルーツソース作りにも便利です。
酸に強く、厚みもあって熱が伝わりやすいホーローは
焦げにくく香り良く仕上がるのでジャム作りに向いています。

・離乳食に大活躍
家族の料理とは別に離乳食を作る際、離乳食用の鍋にもミルクパンはおすすめです。
少ない量を効率よく作ることができ、お粥を少量作るのにも向いています。

・おしゃれなミルクパンはそのまま器としても
最近はカラフルでおしゃれな商品も多く、具だくさんのスープや雑炊、
お粥などは、そのままミルクパンを器として使うこともできます。

 

3.選ぶ基準は？

可愛い商品の多いミルクパン。デザインの良いものはそのままキッチンに
出しておいても素敵なので、見た目で好きなものを選ぶのも勿論アリ！
でも、可愛いからと見た目だけで選ぶと『こんなはずじゃなかった…』なんて
ことになる場合もあるので、選ぶ際はちょっとだけ気を付けて下さいね。

・形状
本体が小ぶりで持ち手が長いものは、中身が空だと不安定な場合もあり
ガスコンロの上で安定するかも大事なポイントです。

・熱源
ほとんどのミルクパンはガスコンロでお使いいただけますが、
その他の熱源は素材によって使用できるものが限られている場合もありますので
IHやオーブンなどで使用する予定がある場合はそれらに対応しているか確認が必要です。

 

・素材

ホーロー
食材のニオイが移りにくい。蓄熱性が高いので揚げ物にも向いています。
衝撃に弱く、表面が欠けやすいので取扱いには気を付けましょう。

ステンレス
保温性が高いのが特徴。錆びにくくお手入れが簡単です。

アルミ
熱伝導率が良いので、お湯などが早く沸きます。軽いのも魅力。
高熱には弱いので長時間加熱する煮込み料理等には向きません。

その他、ちょっとお手入れは大変ですが熱伝導率が良く火の通りにむらが出にくい銅製や
中身の見える耐熱ガラス製、炒め物や揚げ物にもおすすめがフッ素加工がされたもの、
煮込み料理やオーブンも使えるセラミック製のものなど、
いろいろありますので用途に合わせて選びましょう。

・蓋の有無
お粥など、煮込むようなものは蓋があった方が便利です。
必要以上な水分の蒸発を防ぎ、お湯を沸かす際も蓋があった方が早く沸きます。
水切りに便利な形状の蓋や、中身が見えるガラス製の蓋もありますので
用途によって選ぶことをおすすめします。

まとめ

ミルクを温める以外にも、いろいろ使えるミルクパン。
小さいからこその「手軽さ」で、一人暮らしの方にもおすすめです。
お気に入りのデザインや使用するシーン、使い勝手等で選んだミルクパンを
新たに日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
きっと「あって良かった」と思えるお気に入りの調理道具のひとつになるはずです。