その他 2020.6.20
ハーブの種類《ティーハーブ》
独特な香りや風味を持つ『ハーブ』。
数えきれないほどの種類があり、料理の風味や香りづけ、
アクセントとしても欠かせない存在です。
そこで今回は、ハーブティーの素材になる《ティーハーブ》の
効能や効果的な使い方についてご紹介します。
1.ティーハーブの種類や効能は?
1-1.カモミール
甘い香りの安眠ハーブ「カモミール」。
別名【カモマイル】【カモミーユ】【カミツレ】。
カモミールはいくつかの種類がありますが、
ハーブティーには主に「ジャーマンカモミール」が使用されます。
就寝前にカモミールティーを飲むと、やさしい香りと味が
心を落ち着かせてくれるので安眠効果抜群。
効き目が穏やかなため、赤ちゃんや子供の寝かしつけにも使われており、
かんしゃくを落ち着かせる効果もあります。
温めたミルクで煮出した、カモミールミルクティーもおすすめですよ。
1-2.ワイルドストロベリー
幸運を呼ぶイチゴ「ワイルドストロベリー」。
別名【ヨーロッパクサイチゴ】【エゾヘビイチゴ】。
ワイルドストロベリーはビタミンやミネラルを豊富に含んでいて美容に良く、
腎臓や肝臓を健康に保つための、デトックスハーブとして知られています。
また、体を冷やす作用があり、熱を伴う風邪にはハーブティーにして飲むと良いとされます。
1-3.マロウ
魔法のようなハーブティーが楽しめる「マロウ」。
別名【ウスベニアオイ】。
マロウには多くの種類がありますが、
ハーブティーには「マロウブルー」がよく使われます。
鮮やかな青色のマロウティーにレモン果汁を加えると、徐々にピンク色に変化することから
“夜明けのティザーヌ(ハーブティー)”と呼ばれます。
粘膜を保護する働きがあり、のどの痛みや胃腸の炎症などを緩和するのに役立ちます。
1-4.レモンバーム
長寿の薬として用いられていた「レモンバーム」。
別名【メリッサ】【セイヨウヤマハッカ】【ビーバーム】。
レモンバームには抗うつ作用があるといわれており、
さわやかな香りで不安な気持ちや緊張を和らげてくれます。
また、発汗を促進して体温を下げ、毒素の排出を助けてくれるので、
風邪のひきはじめに温かいレモンバームティーを飲むのもおすすめです。
1-5.レモンバーベナ
ハーブティーの女王「レモンバーベナ」。
別名【ベルベーヌ】【コウスイボク】【ボウシュウボク】。
ヨーロッパでは食後のリラックスタイムに飲むハーブティーとしてして親しまれてきました。
心地よいレモンの香りで、イライラや不安、気分の落ち込みなどを和らげてくれます。
また、胃の不調を改善するので胃痛や胃もたれはもちろん、吐き気をともなう二日酔いや乗り物酔いの解消にも役立ちます。
1-6.レモングラス
タイ料理に欠かせない「レモングラス」。
別名【レモンソウ】【レモンガヤ】【コウスイガヤ】【タクライ】。
レモングラスはインドでは古くから感染症や解熱作用のある薬草として重宝されてきました。
胃の働きを助け消化を促す効果があるとされているので、
食べ過ぎたときの胃もたれにはレモングラスティーがおすすめです。
そのほかにも、レモングラスには血行を促進し貧血を予防する効果があるといわれています。
1-7.ミント
最もポピュラーなハーブ「ミント」。
数あるミントの中でハーブティーによく使われるのは、
「スペアミント」と「ペパーミント」の2種類。
爽快感あふれるミントの香りは、気分をリフレッシュさせてくれます。
スペアミント:穏やかな清涼感が特徴。
別名【ミドリハッカ】【オランダハッカ】。
消化促進、口臭予防、鎮痛、腸内ガスの排出作用などがあります。
また、冷え性改善や安眠効果、乗り物酔いを緩和する効果も期待できます。
ペパーミント:スーッとする強い清涼感が特徴。
別名【セイヨウハッカ】【コショウハッカ】。
消化機能の不調を改善する作用があり、食べ過ぎ飲みすぎ、
食欲不振や消化不良、吐き気などの症状におすすめです。
また、ペパーミントに含まれるミントポリフェノールには、
花粉症などのアレルギー症状を抑える効果があるといわれています。
2.おわりに
いかがでしたか?
様々な効能を気軽に楽しむことができる『ハーブティー』。
ハーブティーには飲用による薬理効果と香りによるアロマテラピー効果があります。
また、ハーブはブレンドすることでさらにおいしくなりますし、相乗効果も期待できます。
リラックスできて毎日の健康維持にも役立つハーブティーを毎日のティータイムに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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