その他 2021.8.18
コースターってそもそもなあに?
居酒屋やBARで、その店のコースターを見た事があると思います。家でも身近の、コースター。
そもそもコースターとは何なのか歴史や役割等についても深堀していきましょう。
目次
1. 日本はコースターと類似した〇〇を使っていた?
コースターが日本に入ってくる以前から、類似したものとして使われていたのが茶托です。
茶托とは湯呑茶碗用の受け皿で、コースターのように飲み物の下に敷いて使われます。
お茶を飲む習慣は平安時代から既にありましたが、茶托は江戸時代に中国からお茶を飲む道具として
輸入された杯と杯台の代わりに、茶碗と茶托が使われるようになったのが始まりと考えられています。
1-1 コースターの登場と日本での広まり
現代よく利用されているコースターが日本で広まるのは戦後からとなります。
当時の進駐軍で使われていたものが実用的であると評価され、日本でも作られるようになりました。主に喫茶店やバーなどで使われるようになり、
今では素材も、紙、コルク、木、布など、金属製のものなどさまざまです。
2. 冷たい飲み物を入れたコップやグラスにつく水滴を受け止める役割
冷たい飲み物から流れ落ちた水滴によってつく白くて丸い跡、いわゆる「輪染み」は、
取りにくく困ってしまうものです。その「輪染み」を防いでくれるのがコースターです。
グラスから発生する水滴と同時にテーブルも傷から守るという盾の役目も果たしています。
小さくても多機能でとても優秀ですね。
ちなみに家で手軽に出来る「輪染み」を拭き取れる方法をお伝えできればなと思います。
2-1 「輪染み」を簡単に消す方法
そもそも輪じみとは、テーブルの塗料の中の粒子の周りにできた隙間です。
コップや鍋などの水分が塗装の中に入り込むと、塗料の中の粒子の周りに水たまりができるそうで、
この水分が乾燥した後に粒子の周りに隙間が残り、白いしみのように見えます。
①綿棒の先端が覆われるくらいマヨネーズをつけ、輪じみの上にすりこむように塗ります。
②マヨネーズが塗料の中に入り込んで粒子の周りの隙間を埋めるため、輪じみが消えます。
時間は5分~10分かけ、ペーパータオルでさっと拭くと「輪染み」が消えるらしいです。
表面を削ってワックスをかけなおさなければどうしようもない場合もありますので、ご了承ください。
現代では、沢山の種類があるコースター。
色やデザインを変えることによって雰囲気が変わることはありませんか。
色の変化でどんな影響があるのか詳しく見てみましょう。
3. 多彩な色の組み合わせで変わる味覚
例えば、食欲をそそる色、というのがあります。
一般的には暖色系が食欲をわかせ、寒色系が抑える効果があると言われています。
人間の五感のうち、視覚の占める割合は8割以上です。「目で食べる」という言葉は本当なのですね。
目を引く柄のコースターをコップやグラスのお伴にするだけでも気分が高揚したり、味覚に少し変化が
起きるかもしれません。ふとした時、色の相性を読みながら、ファッションと同じようにグラスと
飲み物とコースター等でコーディネートするのも、楽しいのではないでしょうか。
【例】色の良い相性・・・緑と茶色、灰色と紫、白と朱色
4. コースターのカタチやデザインで楽しむ
コースターとはどのような形を想像しますか。
でも、コースターの形に決まりはありません。三角でも四角でもいいのです。
紙コースターなら、穴を開けて吊り、お部屋のインテリアにもなります。
オリジナルコースターをドアノブから下げるのもいいかもしれません。コースターの材質には
木やコルク、金属、ガラスなど、さまざまなものがあります。中でも紙は、安価で加工しやすく、
着色も容易な利点があります。「紙」コースターにメッセージを書いて、世界に一つだけの
コースターを作ることも可能です。作りやすく、その後もどんな使い方でも出来るコースター。
色と柄を気軽に添えられるコースターをスパイスのように扱って、
生活にちょっとした楽しみと新鮮さを呼び込んでみませんか。
5. まとめ
コースターは水滴を受け取める役割以外にも多機能でドリンクを飲む時だけでなく、
インテリアとしても使えるのは画期的なアイテムだと言えますね。
次回はコースターの素材について深堀していきたいと思います。
弊店では陶製のコースターも販売しております。
よろしくお願いします。
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