その他 2021.10.04
「茶こぼし」使い方
旅館でよく見かける「茶こぼし」。
自宅でお茶をよく淹れる方はお持ちかもしれませんが
見聞きした事がないという若い方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「茶こぼし」についてご紹介していきます。
1.「茶こぼし」とは?
茶こぼしとは、急須でお茶を淹れるときに使う道具で
穴あき蓋がついた筒型の入れ物のこと。
「湯こぼし」「建水 (けんすい)」とも言います。
2.「茶こぼし」の基本的な使い方
旅館に行った際、お茶セットの中に入っている茶こぼしの使い方が分からず
“灰皿”として使ってしまう人もいるようです。
そんな失敗をしないために、基本的な使い方を覚えておくと安心ですね。
使い方① 急須や湯呑を温めたお湯を捨てる
お湯を捨てる際は、蓋をしたまま容器に流してOK。
使い方② 急須に残ったお茶や飲み残しを捨てる
(二煎目も美味しくいただけるように)
使い方③ 急須に残った茶殻を捨てる
(新しい茶葉を入れてまた飲めるように)
茶殻を捨てる際は、蓋を外して容器の中に捨ててください。
中にお湯やお茶が入っている場合、一度蓋に茶殻を載せてから
静かに捨てると飛び散りません。
蓋をすれば中の茶殻が見えないので、見た目もきれいです。
以上、3つの使い方が茶こぼしの基本的な使い方です。
くれぐれも茶殻以外のごみを捨てたり、灰皿にするような使い方は
しないように気を付けましょう!
お茶の時間は家族や友人、お客様とゆっくりと時間を過ごすためのものです。
茶こぼしがあれば、お茶を入れ直すために毎回席を立たなくていいので
場の雰囲気を保ったまま、お客さまにお茶を出すことができます。
茶こぼしは、お客様をきちんとおもてなしするための必需品とも言えますね。
3.おわりに
いかがでしたか?
その場でお湯や茶殻の処理が出来る便利なアイテム「茶こぼし」。
銅や陶器などの材質や、蓋の穴が梅やさくらの花びらの形だったりと
おしゃれなデザインにこだわったものが多くあります。
使い方も簡単なので是非この機会に「茶こぼし」を使って
お茶の時間を楽しんでみてください。
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