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その他 2023.10.14

今流行の「鉄瓶」、選び方とメリットとデメリット

奥山

皆さん、私、奥山のコラムでは2回にわたり「鉄瓶」についてご紹介しております。もしよければ「今流行の「鉄瓶」について徹底解明!パート1」を御覧ください!さて、今回のコラムでは鉄瓶を実際に購入する際の選び方や、鉄瓶のメリット、デメリットに関して触れていきます!

1.「鉄瓶」とは

 まずおさらいとして「鉄瓶」とはなにか、を再度説明します!簡単に言えば「湯を沸かす鋳鉄製の器具」です。安土桃山時代に茶の湯が流行した際に用いられていた「茶釜」をより使いやすくし「注口」と「弦」がつけられたのが「鉄瓶」です。

2. 鉄瓶の選び方

鉄瓶といっても様々な種類があり購入するときに迷ってしまいますよね。日常的に使用するのに適した鉄瓶から造形の美しさを求める鉄瓶等、目的に合わせて選ぶ必要があります。価格帯も一万円前後から何百万とするものまでピンからキリまであります。

よく購入を検討されているお客様から値段の違いに関して問い合わせをいただくのですが、安い物は機械で量産されたものや日本国外で作られたものがあり、材質的にもあまり良い物が使われていない事が多いです。

また、製作者、鋳造法、デザイン、装飾、材質、産地、手作り品か量産品か等、様々な要因によって価格は異なります。あまりにも安価な鉄瓶では、鉄瓶の本来の魅力を堪能することは難しいと感じます。

最低でも3~5万円以上の物は欲しいところです。一生使っていける価値のある物を求めるとなると10万円くらいと考えていただいたほうが良いと思われます。高い、と感じるかもしれませんが一生ものとして大切に育てていくお品ですのでそれを考えると妥当なお値段とも捉えられます。

3.鉄瓶のメリット・デメリット

 鉄瓶は良い事づくめの商品ではありますが、デメリットももちろん存在します。

まず一番のデメリットとして挙げられるのは「錆」です。使用後にしっかりと乾かしていただけますと極端に錆びることはないのですがやはり電気ケトルややかん等と比べてしまうとお手入れの手間が生じてしまいます。続いて皆様気になさる点は「重い」という点です。元々鉄でできており重い商品ですので水を入れることにより更に重くなってしまいます。ご購入の際は商品の重さ+水の重さが加わることを考慮した上でご購入いただけますと幸いです。

ただ、こちらのデメリットを忘れさせてくれる程に鉄瓶には魅力があります。何よりも

「鉄分補給」ができるというのが一番のメリットです。鉄瓶を使用しての鉄分補給の効能は科学的にも証明されています。人は1日に10mg~15mg程の鉄分が必要といわれており、鉄分が不足すると貧血などの症状が表れます。現代人は鉄分不足の方が多く、それにより全身が酸素不足になり、疲れやすい・めまい・動悸・息切れ・立ちくらみ・頭痛などの症状が現れている人が少なくありません。しかし、食事で毎日一定量の鉄分を補給するのはいずれにせよ大変です。鉄瓶から溶け出す鉄分は吸収率の高いニ価鉄なので、鉄瓶で沸かした白湯やお茶、コーヒーを飲めば、手軽に鉄分を摂取することができるので、鉄分不足の人にとって「鉄瓶」とは救世主といっても過言ではありません。

また、鉄瓶はお湯を美味しくしてくれます。水道水でも驚くほどにまろやかに美味しくなるのです。私も鉄瓶を使っておりますが、本当に角が取れたようなまろやかなお味で、あまり得意ではなかった白湯も好きになりました。

そして手のかかる商品ではありますが、使い続ければ続ける程、味わいが出てきますし使い勝手も良くなります。また、鉄で出来ている鉄瓶は頑丈で壊れにくいので長くご愛用いただけることも良いところです。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。現代の湯沸かし器にはない、歴史を感じさせる伝統美を持つ「鉄瓶」。デメリットもありますが、メリットの面を考えるとやはり良い商品なのだと私は感じます。今回のコラムでもし「鉄瓶」に興味を持っていただけたのなら嬉しい限りです。弊店では現在多くの鉄瓶を取り揃えております。今後も新商品入荷予定を控えておりますので実店舗、並びにECサイトで確認していただけますと嬉しいです。

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