その他 2023.12.29
~続・お歳暮~
贈るのが遅くなってしまった!年内に間に合わない場合の対応
「お歳暮」は12月31日までに贈る「1年間ありがとうございました。」の気持ちが込められた贈り物です。しかし年末は忙しいですから準備が間に合わなかったなんてこともあると思います、その場合はどうしたら良いのか、について今回は記述していきます。
目次
1.お歳暮の時期が過ぎた場合の対処法
1-1 お年賀(お年始)として贈る
お年賀(お年始)とは旧年中の感謝と「今年もまたどうぞよろしくお願いします。」という新年の挨拶を込めて贈られる品物です。
お歳暮が終わってから、松の内までの期間に使うことができます。
松の内はお歳暮の時期と同じく地域によって期間が異なり、主に関東の場合は年明けから1月7日まで、関西では年明けから1月15日までを指します。
上記の期間まで贈れるのであれば「お年賀(お年始)」として贈ってください。
1-2 寒中御見舞として贈る
年始もバタついていて松の内を過ぎてしまう場合は2月4日の立春までに「寒中御見舞」として贈ることができます。寒中御見舞とは1年の中でも寒さが厳しい時期に、相手を気遣う気持ちを込めて贈る挨拶状や贈りもののことを指します。
1-3 「松の内の期間」だけでお年賀(お年始)か寒中御見舞を決めてはいけない!
松の内の期間までに行えるのであればお年賀(お年始)、できないのであれば寒中御見舞との記述をいたしましたが、お年賀(お年始)は持参することが当たり前で、送ることはあまり宜しくないということもあります。その為お正月・松の内に訪問する相手でなければ、「寒中見舞い」として、贈るほうが良いでしょう。
2.「お歳暮」と「お年賀(お年始)」
お歳暮の時期を逃してしまった場合お年賀(お年始)として出す事ができると記述しましたが、本来の意味合い的にはお歳暮は「1年間ありがとうございました。」との意味合い、「お年始」は「今年もよろしくお願いします。」の意味合いで贈るものです。その為どちらか一方でなくてはならないわけではなく、どちらも行っている、という方も少なくありません。
ですが、短い間ですからそんなに贈らなくても、という考えの方も多いと思います。そこでお歳暮とお年賀は両方必要なのか、まとめる場合はどちらが良いのかなども記述していきます。
2-1 「お歳暮」と「お年賀」はどっちも行ったほうが良いのか。
贈答の習慣は地域性や家庭によってかなり異なるものです。お歳暮もお年賀も贈るのが当たり前の家庭もあれば、何もしないのが普通という家庭もあります。贈答が必要かどうかは自分の基準ではなく、受け取る側の基準に合わせて判断するようにしましょう。明確なルールがあるのであればそれに則り、無理に両方贈る必要はありませんが、迷うのであればどちらも贈る選択を取るのが無難です。
とはいえ、金銭的にどちらも贈るのは厳しいという場合は、予算額を決めてお歳暮とお年賀に振り分けるのが良いでしょう。
2-2 まとめる場合は「お歳暮」?「お年賀(お年始)」?
お年賀は年始の挨拶に伺う際の手土産なので、訪問しない場合は「お歳暮」、松の内の期間に挨拶に伺う場合は「お年賀(お年始)」という考えでも良いかもしれません。
ただ、どちらかにまとめて贈る場合は、家庭によって考え方が違いますので、どうしたらいいのか夫婦間や実家とよく相談するのをおすすめします。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。お歳暮の期間に間に合わなかった場合「お年賀(お年始)」、「寒中御見舞」として贈れるというお話と、ただ「お歳暮」と「お年賀(お年始)」は意味合いが違うため2つ贈ることをしている家庭もあるというお話をさせていただきました。また、意味合いだけでなくルールも違い、お歳暮は郵送でもマナー違反にはなりませんがお年賀は持参して手渡しをしなくてはいけないということもありますので、マナーなども意識して贈ることをオススメいたします。
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