食器・厨房コラム

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その他 2024.1.02

お正月に使いたい食器 【縁起物を象った食器】

玉虫

2024年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

お正月。来客や集まりでにぎやかに過ごされてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?今年は新型コロナも5類に移行した影響で、久しぶりに帰省されてる方もいらっしゃると思います。

お正月は「おせち」や「お雑煮」など豪華な食事を食べる機会も多いと思います。お正月のごちそうを格上げする「器」で特別感を出して盛り付けも楽しんでみませんか?

1.鶴

「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、鶴は「長寿の象徴」です。

また、夫婦の仲が良く、生涯連れ添い「仲が良いことの象徴」でもあります。

鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く=天上界に通ずる鳥」と言われるなど、めでたい鳥として古代より尊ばれてきました。

九谷焼 色絵はしおきこれくしょん 

https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10005285/?s-id=sd_browsehist_search

九谷焼は「五彩」と呼ばれる五色の絵の具で塗られており、色彩が鮮やかでぱっと目を引きます。

2.鯛

姿が豪華で「腐っても鯛」や「海老で鯛を釣る」等、ことわざも多い鯛。

「めでたい(鯛)」として縁起の良い魚とされています。

20年以上生きる鯛もいて長寿の魚である事や、紅白柄も縁起が良いと言われています。

結婚式の引き出物が鯛のモチーフであったり、お食い初めなどお祝い事に鯛が使われることが多いですよね。

鯛型小皿 

https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/19980026/

市松模様は子孫繁栄、事業拡大など縁起のいい模様です

3.栗

栗は「勝負運」と「金運」をアップさせる縁起物とされています。

昔の戦国武将が、日持ちする栗を持って戦いの際に食べ勝利した事から「勝ち栗のおかげ」とされたそうです。

また、お節料理に必ず入っている栗きんとん。これには金運アップの意味があります。

栗きんとんは色が黄金色で、この色が小判を想像させます。

岩鋳 急須マロン釜敷きセット 

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栗をイメージしたカラー急須です。コロンとした丸みのある形が人気です。

丸型の広い茶こしがついており、茶葉がしっかりと開きます。また、鉄製のため冷めにくく温かいお茶を楽しめます。

4.蛤

蛤(はまぐり)は、婚礼・桃の節句等のお祝いごとによく用いられます。

貝は二枚の殻が「ピッタリ重なる」ので「運命の人と出会い」「夫婦円満」の意味をあらわす縁起物とされています。なので、桃の節句に食べると将来良縁を招くとされています。

はまぐり内金 

店舗限定

ひとつひとつ手書きで描かれており、梅や竹もあります。

5.菊

菊には「高貴」「高尚」「延命長寿」「邪気払い」「心身の安定」など様々な意味があるそうです。

お正月や端午の節句、七五三など季節の折々にも菊を飾るのは、「菊を活けるといい子に育つ」「菊を飾ると福が来る」とされてきたからだそうです。

江戸切子 色琥珀切子オールドグラス 

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細かいカットの交差が菊の花が連なっているように見える繊細なデザインです。

6.松

松竹梅の最初の「松」。縁起物になったのは平安時代と言われています。

千年生きる鶴が止まるのも松の枝で宮廷儀礼である「小松引き」が起源とされています。

お正月には門松が飾られる起源は、この「小松引き」であるとされている様です。

※小松引き・・・正月の初めの「子の日」に外出して若い松の木を引き抜く風習

冬でも松の葉は色あせる事なく、青々としていることから、松の生命力を古来の人は、「不老長寿」としても考えていた様です。

茶碗蒸し(松葉) 

店舗限定

松葉柄には、落ち葉になっても二本の葉の元がしっかりと繋がり、離れ離れになることのないという意味があります。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?お正月に縁起物として目にするものの意味を、少し知っているだけでも会話が弾むかもしれません。

和泉屋ではこれ以外にも縁起物の器を取り揃えております。ぜひ店頭でご覧くださいませ。

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お正月に使いたい食器 【縁起物を象った食器】

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