その他 2024.1.03
お正月に使いたい食器 【日本酒の酒器】
前回の「器」に続き、お正月は家族や親戚が集まってお酒を飲む機会もあるかと思います。お正月はなんとなく「日本酒」が似合います。日本酒も「酒器」次第で口当たりや味わいが変わるとしたら?
今回は、お酒にあう酒器をご紹介します。
目次
1.4種の酒器
1-1.おちょこ
「おちょこ」は、少量のお酒を注いで飲むための酒器です。様々な素材のものがありますが、日本酒をゆっくりとたしなむのにぴったりな酒器です。
江戸硝子 富士山祝盃 青富士 木箱入
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10005847/
透明な硝子に薄く吹いた色ガラスの発色がとても美しいです。雪を冠った山頂は彫刻硝子にて実写的に表現されています。プレゼントにおすすめです。
1-2.ぐい呑み
ぐい吞みは、お猪口に比べると一回り以上大きなサイズの酒器です。ネーミングにもあるように、ぐいぐいと飲める量が入ります。素材に決まりはないので、陶製ものやガラス、漆器とバラエティ豊かです。
能作 酒器セット
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10006513/
錫は古来より、「錫の器に入れた水は腐らない」、「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」などといわれ、酒器や茶器などに用いられてきました。また、熱伝導率が高いため器を冷蔵庫に1-2分入れることで器全体が冷たくなり、冷酒がより一層おいしくお楽しみいただけます。
1-3.徳利
日本酒を入れる器は一般的に、瓶からまずは徳利(とっくり)や片口(かたくち)に注いでから、器に注ぐという手順をふみます。徳利は、もともと液体の調味料などを貯蔵する器でした。
東洋佐々木ガラス 高瀬川 冷酒セット
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10005161/
手作りの温かみ溢れる琥珀色が、味のある雰囲気を演出します。ポケットに氷を入れると冷酒を薄めずに、冷たさをキープしながら愉しむことができます。
1-4.片口
片口は、片方にだけ注ぎ口がついた器です。酒器だけでなく、テーブルを彩る器の1種として古くから愛されてきました。酒器としての片口は、お酒の香りを存分に楽しめるデザインと、大きめの容量が人気です。
津軽びいどろ ねぶた酒器セット
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10006020/
東北三大祭りのひとつであるねぶた祭をイメージし鮮やかさを映しとった色ガラスと光が響き合うシリーズねぶたシリーズ。ねぶたの彩り豊かな色彩とフィナーレの花火の夜に映える色鮮やかさを8色の色ガラスで表現した商品です。色ガラスで浮かび上がる模様が、ねぶた祭の楽しさや華やかさを感じさせてくれます。
2.口の形で味が変わる
盃やお猪口、ぐい吞みなど日本酒を飲むための酒器は、その口縁の形によって日本酒の味わいが変わります。外側に向かって口縁が反り返っている形の酒器は、少し傾けるだけで日本酒が口に届きます。つまり、少しずつ舌先で味わいながら日本酒を飲むことができる形なのです。辛口のキリリとした日本酒にぴったりです。
対して口縁が内側に向かって少しすぼまっているような形の酒器の場合、日本酒が口の中に入るまでには、上記のタイプよりも酒器を傾けなければなりません。そうすると、口の中に入ってくる日本酒の量も増え、舌の中央部分まで日本酒が届きやすくなります。香り豊かな日本酒におすすめのタイプです。
九谷焼 金箔彩 晩酌揃
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10005254/
九谷焼は、職人の手による手作りのうつわです。ひとつひとつ色や表情が違います。その個性をお楽しみください。
3.素材によって味が変わる
日本酒の酒器は、さまざまな素材で作られています。素材によって特徴があり、同じ日本酒を注いだとしても唇や舌に触れる感触が異なるため、味わいが変わるといわれています。代表的な酒器の素材をいくつかご紹介していきます。
3-1.ガラス製の酒器
ガラスの酒器は、日本酒の質がわかりやすいといわれています。ガラスの酒器の中には、切子のように厚みのある物からうすはりガラスのような薄手のものまでさまざまな厚みのものがあります。厚みのある物はまろやかさを、薄手のものはクリアさをよりダイレクトに伝えます。
江戸切子 八千代窯 化粧箱入
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10005753/
古くから江戸硝子に使われていた色ガラス棒と金箔で、伝統的な日本の美を表現しています。使うほどに愛着が湧き、ぬくもり溢れる品です。
3ー2. 陶磁器製の酒器
陶器の酒器は厚手のものが多く、日本酒の味をよりやわらかに伝えます。釉の塗り方など微妙な感触の違いが日本酒の味わいにも影響を与えるようです。磁器の場合は薄手のものが中心。滑らかな口当たりは、ガラスに近いものがあります。
冷感桜 平盃ペア
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10006049/
盃の温度が17度以下になると絵柄の色が変化します。
常温になると元に戻り繰り返し使用できます。
手の平に鮮やかに広がる四季折々の姿を眺めながら癒しのひと時をお過ごしください。
3-3.木製の酒器
手に持った時にぬくもりを感じるナチュラルな木製の酒器は、ヒノキなどの香りのある気を素材にしたものも多く、日本酒の香りと木の香りをともに楽しむことができます。
3-4.錫製の酒器
錫製の酒器は、見た目のスタイリッシュさから高い人気を誇ります。電熱性に優れた錫は、常に安定した温度を保つため日本酒を美味しくいただけます。また、味がまろやかになるともいわれています。
大阪錫器 富士山ぐい呑 赤・青 ペア
https://item.rakuten.co.jp/izumiyanet/10006505/
苦味や雑味が抑えられ、味がまろやかに感じられます。角が取れたような口当たりになるのはイオン効果によるものだとか。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。日本酒を美味しく楽しむための酒器の種類についてご紹介しました。日本酒好きならお酒の種類だけでなく酒器にもこだわって楽しんでみたいですね。
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