その他 2018.6.01
知ってますか?銅イオンでアルツハイマー病が治る!?
銅って意外と知らない魅力がたくさんあります。
アルミやステンレスの製品と比べると、扱いにくそうだなぁと思うのですが、
お手入れは難しくありません。
健康にとても左右される栄養素でもある銅について紹介したいと思います。
目次
1.銅の魅力
1-1.銅のお鍋で料理をおいしく
銅はアルミの約2倍、ステンレスの約25倍の熱伝導率で、均一に熱を伝えます。
焼きムラや焦げつきを防ぎ、玉子焼きはふんわり、焼き肉は肉汁を逃さず仕上げます。
煮物は片煮えを防ぎます。
中火調理ができるので経済的です。
1-2.銅と健康
銅は健康に欠かせない栄養素。
貧血防止に鉄鍋と言われますが、銅も不足すると銅欠乏症と呼ばれる貧血を起こします。
赤血球のヘモグロビンが作られる時、銅が鉄分の利用を助けています。
銅分は健康な体を維持するために欠かせない「血のミネラル」とも呼ばれています。
赤ちゃんの粉ミルクにも欠かせない栄養素なんです。
1-3.銅の優れた抗菌性
わずかな銅イオンが抗菌作用をもたらします。
病原性大腸菌O-157に対して効果を発揮することが実験で証明されています。
病院では院内感染を防ぐため手すりやドアノブに使用しています。
1-4.銅へのさらなる期待
アルツハイマー病で脳内に沈着するたんぱく質の生成を、銅イオンを投与する事で抑制する実験に成功。
銅イオンの抑制効果はプリオン病、狂牛病、ヤコブ病等、他の物にも働くことが確認できているそうです。
難病といわれた病の治療に、一筋の光が見えてきています。
2.緑青(ろくしょう)とは?
緑青(ろくしょう)とは銅の表面にできるサビ。主成分は塩基性炭素銅です。
以前、緑青(ろくしょう)は食べると害になると言われていましたが、なんの根拠も無い為
厚生省が3年かけて調査実験を繰り返し、無害であることを解明しました。
緑青(ろくしょう)は有害ではありません。
3.銅のお鍋のお手入れ方法
3-1.初めて使う時
加工の際についた臭いや油分をとるため、中性洗剤で洗いお湯を煮立ててから使用します。
野菜くずと一緒ににるとよくなじみます。
3-2.銅のお鍋の黒ずみ
火にかけることで次第に薄黒くなります。
炎による外側の汚れは、市販の磨き剤を使い柔らかいスポンジで磨けばきれいになります。
3-3.緑青(ろくしょう)がついたら
緑青(ろくしょう)が発生した場合、酢に同量の塩を混ぜた溶液を布につけてこすり落とします。
その後は食器用洗剤で洗い、すすいで水気を拭き取ってください。
調理後、内容物を入れたままにすることで、メッキの剥離や緑青(ろくしょう)発生の原因となります。
調理後は速やかに保存容器へ移してください。
3-4.銅製品の内側
銅製品は食品衛生法のなかで、内面に銀、もしくはニッケルメッキ、錫メッキを施すように義務付けられています。
長く使用する事で、メッキが取れ銅素地がでてきますが、無害ですので衛生面などに問題なく使用できます。
むしろ銅イオン効果が上がり、大きな効果をもたらします。
但し、メッキが剥がれたことで、緑青(ろくしょう)の発生率が高くなりますので、より一層お手入れに気をつけてください。
4.まとめ
銅の魅力伝わったでしょうか?
健康や環境に貢献し、お手入れも簡単だということがわかりました。
銅製品を見直すきっかけになってもらえたらうれしいです。
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