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その他 2018.11.29

シャンパングラスの種類と特徴

パーティーや特別な記念日に飲むイメージがあるシャンパン。
シャンパンを飲むなら、オシャレにシャンパングラスで飲みたいですよね。

普段はなかなか使う機会がないシャンパングラスですが、どれを選べばよいかわかりますか?

いざ必要になった時、シャンパンを美味しく飲むためにシャンパングラスの種類や特徴を紹介します。

1.シャンパングラスの種類と特徴

シャンパングラスといえばほとんどの人が、細長い形をしたスリムなシャンパングラスを
思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、シャンパングラスの形状には、大きく分けると2つの種類があります。

1.1 クープ型(ソーサー型)のシャンパングラス

飲み口が広くフラットになっている形状のシャンパングラス。
「シャンパンタワーに使われているグラス」と言えば思い浮かぶでしょう。

本場フランスで、クープ(coupe)と呼んでいるので、クープ型としてますが、
日本ではソーサー型と呼ぶ場合もあります。

クープ型の特徴は

(1)口が広く、浅い
(2)シャンパンタワーで演出できる
(3)乾杯用に少量ずつ提供できる
(4)シャンパンの泡が目立たない
(5)相手の目を見たまま飲める(ヨーロッパでは大事なポイント)
(6)口が広いので、香りが逃げやすい
(7)口が広く、浅いので炭酸が抜けやすい

飲み口が広く、グラスが浅いので、シャンパンが空気に触れる面積が多くなるので、
香りや炭酸が抜けやすくなるという欠点があります。
クープ型は一般的には使用せず、大きなイベントやパーティ、シャンパンタワーに使用されるグラスです。

しかし、炭酸が苦手という人は、シャンパンが飲みやすくなるので
好みに合わせてクープ型を選ぶのは問題ありません。

 

1.2 フルート型のシャンパングラス

細長い形状になっているシャンパングラス。
一般的にイメージされるシャンパングラスがフルート型シャンパングラス。

日本にシャンパンが伝わった頃は、クープ型が主流でしたが、
現在はフルート型が一般的になってます。
迷ったらフルート型にすれば間違いありません。

フルート型の特徴は

(1)細長いグラス
(2)細長い形なので、立ちのぼる泡が美しい
(3)口が狭いので、香りが逃げにくい
(4)口が狭く、空気が触れる面積が狭いので炭酸が抜けにくい
(5)きめ細かい泡の触感を口の中で楽しめる
(6)飲む時、顎を上げてあおるような飲み方になる

フルート型のシャンパングラスは、
美しい姿で飲むことができないという欠点はありますが、
炭酸が抜けにくく、味や香り、泡を長く持続でき
シャンパンを楽しむことができるグラスです。

フルート型のシャンパングラスによっては、
泡が立ち上がりやすくなる加工を施したグラスも存在しています。

 

    

 

また、香りをより楽しむことができるシャンパングラスとして
細長いフルート型に比べて、ふくらみがあるフルート型のシャンパングラスもあります。

シャンパン愛好家などが、グレードの高い芳醇な香りを楽しむのに非常に適したシャンパングラスです。

 

2.シャンパングラスを使うメリット

シャンパングラスは名前の通り、シャンパンを飲むことを前提に開発されたグラスです。

シャンパンは、長期間発酵し完成したアルコール飲料です。
芳醇な香りや、熟成した味を楽しみながら飲みたいと考えます。
また、シャンパンは泡を楽しむお酒でもあります。

シャンパンを飲むには、普通のグラスよりも【香り・味・泡】を長持ちさせるグラスでなくてはいけません。

それを実現できるのがシャンパングラスです。

口が狭く細長い形状になっているので、
香り・味が長持ちし、炭酸が抜けづらくなるなメリットを持っています。

一般的に使用されているフルート型の細長い形状が、
シャンパンを味わうのに最高に適した形状になっているのです。

 

3.まとめ

シャンパングラスってもっと種類があるのかと思っていませんでしたか?
シャンパングラス選びは意外と簡単です。
フルート型のシャンパングラスを選べば間違いありません。
これからクリスマスシーズンになります。
シャンパングラスは、シャンパンを飲んでいるという雰囲気に酔わせるアイテムにもなります。
シャンパングラスで乾杯という素敵な演出にも繋がりますよ。

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