食器・厨房コラム

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その他 2019.3.18

エプロンの種類と役割

青木

食事の準備をする時、私はエプロンをつけます。
胸当てがある一般的なエプロンです。
しかし、エプロンには胸当ての無いエプロンもあります。
家庭や調理実習などで料理することを考えたら、胸元やお腹部分が汚れる可能性が
高いような気がするのに、胸当ての無いエプロンをつける意味ってあるのだろうかと
思いませんか?
そこで、今回は【エプロン】についてご紹介します。

 

1.エプロンの種類と特徴

エプロンには大きく分けて3つの種類があります。
エプロンは料理する際、服を汚さないようにするのが主な着用の目的ですが、
濡れた手をふいたり、汚れをぬぐう時にも活用できます。

それぞれ、異なる用途と特徴がありますので紹介します。

 

1-1.胸当てエプロン

胸から膝位までを覆うことができるエプロン。
一般的に使用しているエプロンで、フルエプロン・ビブエプロンとも呼びます。

胸当てエプロンにも種類があります。

背中部分の紐がアルファベットの「X」のようにクロスしている「たすき掛け(X型)」

背中部分がアルファベットの「H」のようになっている「H型」
基本的に腰紐がない仕様になってます。

首にかけて着用する「首掛け型」
肩紐と腰紐が別になっています。

その他に、前と後ろに布がありかぶって着用するタイプもあります。

 

1-2.前掛け

腰に巻くタイプで、ウエストから膝位までを覆うことができるエプロン。
ショート丈からロング丈まであり、サロンエプロン・ハーフエプロン・
ウエストエプロン・ギャルソンエプロン・カフェエプロンなどと呼びます。

 

1-3.割ぽう着

日本で考案されたもので、着物の汚れを防ぐために羽織って着るエプロン。
着物の上から着用できるように、袖幅が広く、袖丈は手首まであります。
おおむね身丈は膝まであります。
昭和のお母さんが着ているようなイメージがありますが、
現在は、若い人が着るようなオシャレなデザインもあります。

 

2.エプロンの役割

エプロンは料理する際、服を汚さないようにするのが主な目的です。
そういう意味では、一般的に胸当てエプロンを使用している人が多いと思います。
その他にどんな役割があるのか紹介します。

 

2-1.胸当てエプロン

料理をする時だけでなく、さまざまな作業着としても使われています。
生地の素材や、生地の厚さを選ぶ事で、ケガを防ぐ役割もあります。

 

2-2.前掛け

汚れる可能性が高いのは上半身なのに、胸当ての無い前掛けタイプのエプロンは
意味があるのだろうかと思ってしまいます。
しかし、このタイプのエプロンは、フランスのカフェの給仕がベストとセットで
着用していたもの。
給仕さんの仕事には、テーブル拭きがあります。テーブルに身を乗り出して
拭きますので、腰の部分が汚れます。胸当て付きのエプロンでもいいのですが、
肩ひもが落ちたり作業の邪魔になったりするので、前掛けタイプが良いのです。

また、前掛けは日本古来からある衣服で、時代劇などでお店の店主が
身に着けているのを見ます。
実は前掛けには「腰を守る」という役割もあります。
腰紐で骨盤を締め付けることで、重い荷物を持っても腰を痛めにくいのです。

 

2-3.割ぽう着

昔は着物をきていた為、袖が邪魔になり汚れる可能性があります。
その袖がしまえるように広い袖幅と手首まで袖があるエプロンになっています。

 

3.まとめ

エプロンは、料理や作業をする際に服が汚れないように着用するだけでなく
作業着としてケガを防いだりする役割があります。
胸当ての無いエプロンも業種によっては汚れを防いだり、腰を守るという役割も
あります。
しかし今では、エプロンにもいろんなデザインがあり、ファッションの一部として
楽しんでいる人もいます。
おしゃれでかわいいエプロンをすれば、毎日の家事が楽しくなりますね。

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