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その他 2019.5.15

包丁の種類と用途

青木

調理道具として欠かせな包丁。
包丁には、様々な種類があり、用途ごとに使い分けている方もいますが、
初めて購入する方はどれを購入すればよいのか迷うと思います。
たくさんある包丁の種類と用途を紹介します。
包丁選びの参考にしてみてください。

 

1.包丁の素材

包丁の素材は様々です。
包丁の素材は大きく分けると「鋼」「ステンレス」「セラミック」の3つの種類に分かれます。
包丁を購入する上で素材選びは重要なポイントになります。
ここでは、それぞれの素材の特徴を紹介します。

1.1.鋼

鋼の包丁の一番の特徴は『切れ味がとても鋭い』ことです。
しかし、しっかりと手入れされていなければいけません。
鋼の包丁は頻繁に研いで、手入れをする事が重要です。
手入れを怠ると、錆びてしまうというデメリットがあります。

切れ味 :非常に鋭い
耐久性 :非常に高くて長持ち
研ぎやすさ :研ぎやすい
手入れの頻度 :高い

1.2.ステンレス

ステンレスの包丁の特徴は『切れ味が長持ちしやすい』ことです。
切れ味が長持ちするという事は、手入れの頻度が低いという事です。
鋼の包丁に比べて錆にくい特徴もありますので、一番使いやすい素材です。
包丁選びに迷ったら、とりあえずステンレスの包丁を購入すれば
間違いありません。

但し、研ぎにくいという特徴があるため、一度切れ味が落ちてしまったら
切れ味を取り戻すのが困難になります。

切れ味 :鋭い
耐久性 :高くて長持ち
研ぎやすさ :研ぎにくい
手入れの頻度 :低い

1.3セラミック

セラミックの包丁が初めて発売された当時は新素材の包丁として話題になりました。
セラミックの包丁は、抜群に軽く、切れ味もかなり鋭いのが特徴です。

しかし、セラミックには大きな弱点があります。
その弱点とは、割れてしまうことです。
セラミックはとても硬い素材なのですが、衝撃を与えると非常にもろいという特徴があります。
誤って床に落としてしまったり、硬い食材を切ってしまったりすると破損してしまう恐れがあります。

1本の包丁を長く使いたいという方にはおすすめできません。

切れ味 :鋭い
耐久性 :低くてもろい
研ぎやすさ :基本的に研げない
手入れの頻度 :不要

 

2.包丁の種類

包丁を購入する上で素材を決めても、包丁には様々な種類がありまた悩んでしまうでしょう。
包丁は大きく分けると、和包丁と洋包丁の2つの種類に分かれます。
ここでは、包丁の種類について紹介します。

 

2.1 和包丁

和包丁のルーツは、日本刀です。
刃先の片方にだけ刃がついている、片刃を基本にしています。
和包丁に片刃が多いのは、素材断面の組織を崩さずに切れるため、美しい切断面になります。
刺し身などの断面は、非常に美しく仕上げられます。
また、野菜の飾り切りなど細かな細工を施すのにも使われます。

 

2.2 洋包丁

洋包丁は、明治時代以降、洋食が日本に入ってきてから使われるようになりました。
西洋料理店ができて、肉を切り分ける必要があったので輸入されるようになったのです。
和包丁のような繊細な断面を求めるより、肉を切断するために作られたのが洋包丁です。
片刃が基本の和包丁に対して、洋包丁は刃先の両方に刃がついている両刃になってます。

 

 

3.和包丁の種類

魚と野菜が主たる食材であった日本では、様々な魚専用の包丁が存在していますが
一般的に家庭で使用している和包丁を紹介します。

 

3-1.出刃包丁

刃元が厚く、切っ先が鋭く薄いのが特長です。
魚を丸ごと1本調理したい方におすすめです。
魚の頭を落としたり、骨ごとたたき切ったり、三枚おろしにするのに活用できます。
出刃包丁にも大きさがありますので、魚の大きさに合わせて選ぶと良いです。

 

3-2.刺身(柳刃)包丁

素材の組織細胞をつぶさないで一気に引き切る和包丁です。
片刃の包丁で、切った断面の美しさが特徴です。

 

3-3.菜切り包丁

家庭で使用される野菜用の四角い包丁です。
刃は非常に薄く両刃仕上げになっています。
単に野菜を切るだけでなく、桂むきや飾り切りの細かな細工をするのに欠かせません。
関東と関西では刃先の形状が異なり、関西の尖った切っ先は、飾り切りに向いている。

 

 

4.洋包丁の種類

海外から入ってきた洋包丁ですが、日本の技術を用いて進化を遂げ、和包丁と洋包丁の融合が続いています。
肉の調理に用いられ、道具として定着した洋包丁は、同じ形状でしなりの求められる包丁などもあり、
和包丁とは違う性能を追求しています。

 

4-1.三徳包丁

洋包丁が家庭で使われるようになり、1本で何でも調理できる包丁として”三徳包丁”が誕生した。
肉、魚介、野菜と広範囲に活用できます。
三徳包丁は、最もポピュラーな包丁として家庭に浸透している。
和包丁と洋包丁の利点を組み合わせた日本の洋包丁です。
切れ味が良く、その切れ味が持続するため、長期間に渡って使えます。

 

4-2.牛刀

洋包丁を代表する包丁です。
明治時代牛肉を食する文化とともに日本にやってきたことから「牛刀」と呼ばれますが
肉や野菜を切るのにも使えて、非常に便利な包丁です。
刃渡りは240~400mmと幅があり、長めのものは肉を切るのにちょうど良い包丁です。

 

4-3.ペティナイフ

刃渡りは100mm以下と短く、牛刀の小型版のような包丁です。
手持ちでの作業や細かい切り方に適しています。
日常の料理ならペティナイフで多くに応用が効くでしょう。

 

5.まとめ

ひとくちに包丁といっても、洋包丁・和包丁の中に多くの種類が存在しました。
何を切るために使うのか、食材によって選ぶ包丁は変わります。
用途によって使い分けすることで、料理の仕上がりが変わってきます。
但し、一般家庭で通常調理をする場合は、何でも切れて便利な三徳包丁がお勧めです。

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