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食器 2021.7.02

茶筒の選び方と正しい使い方

茶葉を保管するための道具「茶筒」。
美味しさを保つためには必要不可欠なアイテムです。
今回は、茶筒の選び方と正しい使い方をご紹介します。

 

1.茶筒とは

 

茶筒とは茶葉を保存するための円筒形の保存容器のこと。
湿気や酸化から茶葉を守り、お茶本来の美味しさを保つために使用します。

 

2.茶筒の選び方

 

2-1.【素材で選ぶ】

茶筒は金属、木、陶磁器などさまざまな素材で作られています。

・ブリキ製:鉄の表面を錫でコーティングしたもの。密封性に優れている。
錆びにくい加工が施されているものもあります。

 

・木製:適度な通気性があり、湿気と乾燥から茶葉を守ってくれます。
素材の木目を生かしたものや、漆を塗って仕上げたものもあります。
木の温もりを感じながらお茶を楽しめますよ。

 

・ステンレス・スチール製:水洗いしても錆びることなく、お手入れも簡単。
光・ニオイ・湿気をしっかりと遮ることができるので、
茶葉の香りや味を長く保ちたい方におすすめ。

 

・銅製:高級感があり、使い込むほどに風合いが出てきて経年変化も楽しめます。
耐久性にも優れているので、長く使用したい方におすすめです。

 

2-2.【密閉性が高い茶筒を選ぶ】

できるだけ密閉率の高い茶筒を選びましょう。

中蓋がある二重構造のもの、蓋にゴムパッキンが付いているものがおすすめ。
しっかり密閉することで香りも逃げにくく湿気を防ぐことにもなります。

 

2-3【容量で選ぶ】

お茶を飲む頻度や一度に使う量に合わせて容量を選ぶのも重要です。

茶葉は空気中の酸素に触れることで酸化し、
光や湿度によって時間とともに劣化していきますので、
1か月程度で使い切れる容量の茶筒を選ぶとよいでしょう。

※1杯のお茶に使う茶葉の量は3~4g程度が目安です

 

3.茶筒の正しい使い方

 

使い方を間違えてしまうと、すぐに劣化してしまう原因にも繋がります。
正しい使い方をしっかり確認しておきましょう。

 

3-1【お手入れ方法】

水洗いできるものがありますが、基本的にお手入れは乾いた布で優しく拭くだけでOK。

どうしても洗いたいという場合は、洗剤を使わずに優しく水洗いしたあと
日当たりが良く風通しの良い場所に丸一日置き、しっかり乾燥させましょう。

また、茶筒のニオイ取りには、余った茶葉を少量入れて何回か振ると消臭できます。

 

3-2【冷暗所に保管】

高温多湿やニオイによる劣化を防ぐため、茶筒は冷暗所で保管しましょう。
急須や湯呑みなどと一緒に、食器棚にしまっておくのがおすすめです。

※冷蔵庫での保管は他の食品のニオイ移りや、湿度が高めなのでおすすめしません

 

4.おわりに

いかがでしたか?
茶葉だけでなく、コーヒー豆やナッツ類などの保存にも適している「茶筒」。
密閉性や素材はもちろんですが、茶葉の取り出しや詰め替えがしやすいなど使い勝手も重要ですね。
これを機に、あなたもお気に入りの茶筒を見つけてみてはいかがでしょうか。

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