食器 2021.9.18
お茶の味を素材の力で変えてみよう!魅力のある急須とは?
お茶を美味しく淹れたい時に欠かせないアイテムの『急須』。しかし急須にはたくさんの種類、スタイルがあって決められない。そのような方に魅力のある急須の素材について4選ご紹介していきたいと思います。素材別で選んだ急須も参考になればと思いますので、気になったらぜひ見て下さい。
目次
1. 味をまろやかにする『陶器製』
急須とは、一般的に、 常滑焼や萬古焼をイメージする方も多いと思います。一定の吸水性と水に含まれる不純物を取り除く性質があり、お茶のタンニンを減少させることで、お茶のアクが取れてまろやかになります。長年愛用していくとお茶の味が急須本体に染み込み、味わいがより深くなっていきます。
※ お茶のタンニン ・・・お茶に含まれている渋味成分で、植物の葉などに含まれている、ポリフェノールの総称の ことです。
1-1 陶土の風合いを活かした急須 Sencha急須320
直線的でシンプルなのが特徴的な急須です。形は浅くて広く、茶葉がじっくりと広がるため、より美味しいお茶が楽しめます。最大4人分ほど淹れられるため、思うより大容量でとても便利です。
1-2 重厚感のある上品なひと時を演出 紅白玉椿
九谷焼らしい上品で華やかな急須です。
網を外すと中がとっても洗いやすく、持ち心地もしっかりしています。
艶やかな触り心地と濃厚なデザインが女性に大人気です。
2. 味と香りをストレートに出す「磁器」
磁器の急須は、有田焼や波佐見焼が代表的で、艶やかな美しさとガラスのような光沢感です。白磁のようなナチュラルな白色が特徴的ですね。陶器製の急須と比べると吸水性は 劣りますが、茶葉やお湯そのものが自然体で、本来の味と香りを堪能できると思います。
2-1 植物をモチーフとした BLOOM
植物をモチーフとした手描きのデザインはとてもナチュラルで、深く鮮やかな瑠璃色の清々しさをテーブルに運んでくれます。
2-2 白磁に映る藍の渦 白磁渦
白磁で蓋の渦を巻くような藍のデザインが目を惹きます。どっしりとした見た目なのに非常に軽いです。毎日使うとしても手首が疲れません。
3. 長年使うたびに味わいの出る「鉄器」
鉄製の急須で『南部鉄器』が有名ですよね。他の素材の魅力とはまた違う魅力で重厚感のあるデザインと高い耐久性が愛される理由の一つです。南部鉄器でお湯を沸かすと鉄分が溶け出し鉄分補給ができるのですが、急須だと内部にホーロー加工がしてる場合が多く、もしその場合は鉄分は摂取できません。
3-1 南部鉄瓶の伝統模様「アラレ」 まろみアラレ 小
蓄熱性に優れていて、長い時間でも、温かいお茶を愉しめるのが最大の魅力です。内部ホーロー仕上げなので、鉄分は補給できません。ご了承ください。
3-1-1 内部ホーロー仕上げとは
ホーローとはガラスコーティングのことを指します。内側が錆びなくなるのが特徴で、ほとんどの鉄の急須には、コーティングがされていることが多いです。表面のお手入れには、お茶を浸して絞った布で拭いて頂くと独特の光沢が生まれるのと同時にサビの予防にも効果的です。
3-2 コンパクトで1~2人用にピッタリ 雅(黒) 0.4L
ツルにおしゃれな藤巻がついており、文様は南部伝統のアラレ文様を施しております。鉄瓶の表面積が増すことで保温効果が増すという先人の知恵と繊細なデザインは、今も受け継がれており、多くの方々に愛されています。
4. 中身も見れて楽しい「耐熱ガラス」
他の急須と比べると、急須自体の成分によるお茶への影響が少ないのが特徴の一つです。ガラスなので中身が見えるので見た目でも楽しめます。お茶の旨味で言いますと、 お茶の味や香りをストレートに出すのが特徴です。
4-1 機能性抜群! IwaiLoft
透明度の高いガラスで茶葉の動きや色の出具合がクリアに見えます。ハンドルがしっかりとした作りなので、安定してティーポットを持ち上げられるのもポイントです。香りが移りにくいため、紅茶だけでなく緑茶や中国茶など種類の違うお茶を楽しめるのも魅力です。
4-2 有名ガラスメーカー HARIO(ハリオ) 急須 丸
お茶の色合いが目で愉しめます。日本茶、中国茶、紅茶やハーブティーとお茶の種類を問わず使えるデザインです。茶こしを外せば、電子レンジでの温め直しもOK。
5. 最後に
いかがでしたでしょうか。今回は素材が持つ魅力についてご紹介しました。紹介した急須の数々の中でも「いいな!」、「欲しいな!。」と思って頂けたら幸いです。これからも皆様の「 知りたい 」を、追求し、お知らせ致します。
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