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食器 2017.11.13

【ワイングラスの基本知識】ワインに合わせてワイングラスを選ぶ

マーケター・セールス 遠藤

ワイングラスによって、ワインの香りや味わいが異なります。

しかし、数多くあるワイングラスの中から何を選んだらよいのかわからないという人は多いです。

今回は基本的なワイングラスの種類についてご紹介します。

1.ワイングラスの名称

ワイングラスは、唇が触れる飲み口の部分を「リム」、

ワインが注がれてたまる部分を「ボウル」、脚の部分を「ステム」、

ワイングラスを支える部分を「プレート」と呼びます。

2.ワイングラスの形状と特徴

▼白ワインタイプ

白ワインタイプは、赤ワインに比べて小ぶりなグラスを使うことで、

冷えているうちに飲みきれるように容量の小さいワイングラスです。

また、白ワインの香りや深みを逃さず、すっきりとした味わいを楽しめます。

白ワインは冷やして飲むのが一般的です。

・白ワインの最適な温度帯

辛口の白:6~13℃

甘口の白:2~6℃

目安容量:250~410ml

 

▼赤ワインタイプ

 

赤ワインタイプは、白ワイングラスより大きめで、

空気に触れる面積が大きく、香りが立ちやすいワイングラスです。

赤ワインは常温で飲むのが一般的で、白ワインほど温度に心配する必要がないです。

・赤ワインの最適な温度帯

重めの渋い赤:15~18℃

軽めの赤:10~15℃

目安容量:420ml~

 

▼ボルドータイプ

フランス・ボルドーのワインを飲むのに適しています。

ボルドータイプはボウルが縦長くチューリップ型になっています。

また、縦長・大容量で香りを逃しにくい形状です。

ボルドーワインの特徴である、

タンニンの渋みや重厚な香りを味わいやすい形状です。

 

▼ブルゴニュータイプ

フランス・ブルゴーニュワインを飲むのに適しています。

ブルゴーニュタイプは、ボウル部分が大きく、

リムがすぼまっているバルーン型になっています。

また、ワインが空気と触れ合う面積が大きく、

香りの広がりをしっかりと引き立てます。

ワインを飲む際に香りが口元から鼻へ伝わり、

ブルゴニューワインの特徴である、渋味が少なく、芳醇、すっきりした酸味を

味わいやすい形状です。

 

▼シャンパングラス

シャンパングラスは口部の狭い細長いフルート型になっています。

シャンパングラスの形状は、炭酸ガスの持ちがよく、

底の中央から立ちのぼる泡を視覚的に楽しめます。

また、シャンパングラスの底に小さなキズがあり、

この傷の内部に含まれる空気より泡が立つようになります。

別の形状としてパーティーなど使用される口部が広いソーサー型もあります。

3.まとめ

ワインの種類と同様にワイングラスも数多く存在しています。

ワイン毎にグラスを揃えることは難しいと思いますが、

ワインを稀に飲む方であれば、赤ワインタイプなど

少し大きめのワイングラスを検討されてみてはいかがでしょうか。

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