食器・厨房コラム

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食器 2019.12.04

食器の種類と用途 ~洋食器【カップ&ソーサー・ティー&コーヒー用品】~

遠藤

日常的にも出番が多い『洋食器』。

洋食器も和食器同様、様々なデザインや種類があり、
何をどの用途に使えばよいのかわかりにくいですよね。

今回は【カップ&ソーサー・ティー&コーヒー用品】の名称や基本的な用途をご紹介します。

 

1.カップ&ソーサー

 

1-1.ティーカップ&ソーサー

 

紅茶を飲む際に使用するカップとその受け皿。
一般的に飲み口が広く、浅めの形になっています。
紅茶の色や香りを楽しむため、また熱い紅茶を冷ましやすくするために最適な形状です。
カップの内側にモチーフが描かれているものが多いのが特徴。

 

1-2.コーヒーカップ&ソーサー

 

コーヒーを飲む際に使用するカップとその受け皿。
ティーカップとは反対に、温度を保つため飲み口が狭く、円筒形のものが一般的。
厚みのあるカップを選ぶと保温性が高く、コーヒーが冷めにくくなるのでおすすめです。
日本ではコーヒーと紅茶の両方に使える『兼用タイプ』が多く普及しています。

 

1-3.デミタスカップ&ソーサー

エスプレッソを飲む際に使用するカップとその受け皿。
デミタス=demi(半分) tasse(カップ)、フランス語で「小さなカップ」という意味。
食後のコーヒー用のカップとして使用されることが多い。
コーヒーカップ同様、こちらも保温性を考えて飲み口が狭く、円筒形が主流となっています。

 

2.ティー&コーヒー用品

 

2-1.ティーポット

 

紅茶を入れる際に使用するポット。
茶葉が動いて広がりやすいように丸みのある形が一般的。
丸い形状だとお湯を対流させやすいので、ジャンピング(茶葉がお湯の中で浮き沈みする動き)により、
茶葉が徐々に開き、紅茶の旨味や香りが引き出されやすいのです。

紅茶のタンニンが鉄分と化合してしまうと、紅茶の色が黒っぽくなったり、
香りが損なわれてしまいますので、鉄分を含むポットの使用には注意が必要です。

 

2-2.コーヒーポット

 

コーヒーを入れる際に使用するポット。
別名『ドリップポット』とも呼ばれています。
コーヒーポットは保温のために縦長のものが多く、注ぎ口が細いのが特徴。

 

2-3.シュガーポット

 

コーヒーや紅茶の砂糖を入れる容器。
別名『キャニスター』とも呼ばれています。
陶器、ガラス、プラスチック、ステンレスなど様々な素材で作られています。
砂糖が固まるのを防いでくれる温度調整に優れた美濃焼や、
湿気を吸収してくれる珪藻土を使用したシュガーポットも人気です。

 

2-4.クリーマー

 

紅茶やコーヒー用のミルクやクリームを入れる容器。
ソースやドレッシング、パンケーキ用のシロップ入れにも丁度いいサイズです。
花瓶代わりに小さなお花を飾っても素敵ですよ。

 

3.おわりに

いかがでしたか?

ソーサー付きのカップは優雅なティータイムを楽しみたい方などにおすすめです。
また、絵柄が美しいものも多いので観賞用として見て楽しむこともできますよ。

次回は【グラス・その他】の名称や基本的な用途をご紹介します。

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