食器 2019.12.27
カトラリーナイフの種類と用途
洋食には欠かせない「カトラリー」。
カトラリーには肉用・魚用・デザート用など種類は実にさまざま。
そこで、今回は【カトラリーナイフ】の種類や基本的な用途をご紹介します。
目次
1.カトラリーとは
カトラリーとは、食卓で用いられるナイフ、フォーク、スプーンなどの総称であり、
サイズを変えることで用途を使い分けています。
また、国によって主に食事で使うカトラリーのサイズも異なっており、
欧米で食事のメインで使うサイズを「テーブル」サイズ、
日本やアジアで食事のメインで使うサイズを「デザート」サイズと呼んでいます。
「テーブル」サイズよりも少し小振りな「デザート」サイズは、日本人の手に最も適したサイズです。
2.カトラリーナイフの種類
カトラリーナイフには、柄の中が空洞になっている「最中柄(もなかえ)」と、
刃先と柄が一体となっている「共柄(ともえ)」の2種類があります。
「最中柄(もなかえ)」は、持ち手部分がお菓子のモナカの様にふっくらしており、軽くて持ちやすいのが特徴です。
ホテルなど高級なレストランで使われているものの殆どがこのタイプです。
これに対し「共柄(ともえ)」は、持ち手部分が平たく薄くなっており、丈夫でコンパクトなので、家庭用の日常使いに適しています。
2-1.テーブルナイフ (約24cm)
メインディッシュに使われるナイフ。
食事用ナイフの中で一番大きい。
肉料理はもちろん、野菜や魚など広く全般の料理の切り分けに使用されます。
2-2.デザートナイフ(ディナーナイフ) (約22cm)
デザート用のナイフ。
テーブルナイフより一回り小さい。
デザートだけでなく、前菜やステーキ、ハンバーグ用としても使用できます。
2-3.フィッシュナイフ (約22cm)
魚料理に使用するナイフ。
通常のナイフと違い刃部が幅広くなっており、崩れやすい魚の身を押さえやすく、
ソースを塗りやすい形状になっている。
刃部分に装飾が施されているものが多い。
2-4.フルーツナイフ (約18cm)
果物用のナイフ。
デザートナイフよりも小ぶりで細身。
果物だけでなく、チーズナイフとしても使われることがある。
2-5.バターナイフ (約15cm)
バターを切り分けるためのナイフ。
バターを切りやすいよう、首には微妙な角度がついています。
また、熱伝導でバターを溶かして切りやすくするなど、素材や形状に工夫がされているナイフもあります。
ご家庭で使うバターナイフなら、切り分けと塗りの両方を一本のナイフで行うのが一般的です。
2-6.バタースプレダー (約15cm)
バターをパンに塗るためのナイフ。
バターディッシュからパン皿に取分けたバターをパンに塗るのに使います。
バターを塗りやすいように、刃部が幅広い形状となっている。
2-7.チーズナイフ
チーズを切るためのナイフ。
チーズナイフと一口に言っても、様々なタイプのものがあります。
やわらかいチーズなどには穴あきタイプのナイフ、硬質のチーズには肉厚のナイフというように、
カットするチーズによって使い分けが必要となりますので、それぞれに適したチーズナイフを選びましょう。
2-8.ステーキナイフ (約24cm)
肉料理用のナイフ。
特に筋が多めの赤身肉の切り分けに特化しており、刃先が尖っているのが特徴。
刃の形状には「平刃」と「波刃」の2種類があり、波刃の方が赤身肉の筋を切るのに適していますが、
高級なホテルやレストランでは、お皿を傷つけにくい平刃が使われることが多くあります。
3.おわりに
いかがでしたか?
贈り物に刃物は敬遠されがちですが「災いを断ち切る」「未来を切り拓く」縁起の良い品として、
結婚祝いや新築祝いに刃物を贈る人が増えています。
日頃の感謝やお祝いの気持ちを込めて、大切な方へ贈ってみてはいかがでしょうか?
次回は【カトラリーフォーク】の種類や基本的な用途をご紹介します。
このコラムが気に入ったらシェアしよう!