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トレンド情報 2017.11.23

【若者の酒離れ】若い人がお酒を飲まない理由とは?

マーケター・セールス 遠藤

お酒は宴会の席、お祝い事、食事の際に古くから振る舞われてきました。
日本でも「酒は百薬の長」と謳われて健康に良いものと考えられてきました。
しかし、昨今ニュースなどではお酒を飲む若者が年々減っていると伝えられています。
飲食業界でもお客様にお酒を飲んで楽しい一時を過ごしてほしいと考えていると思います。
では、なぜ若い人はお酒を飲まないのか?
本題について考えてみます。

1.若者の飲酒の現状

東京都生活文化局が発表した飲酒の習慣によると、
若者のお酒離れが年々進んでいることがわかります。

▼2017年3月と2012年5月の飲酒の習慣データの比較
・2017年3月
週3日以上飲酒する男女の調査では、
男性が18.0%、女性が8.8%となり、
全体平均の30.8%と比較すると飲酒率が低い結果となりました。

・2012年5月
週3日以上飲酒する男女の調査では、
男性が26.7%、女性が10.7%となり、
全体平均の33.1%と比較すると飲酒率が低い結果となりました。

 

2.なぜ若者はお酒を飲まなくなったのか

若者のお酒離れについて、以下の理由が考えられるのではないでしょうか。

2-1.経済面

・経済的負担
若者の収入が影響しており、嗜好品であるお酒にお金をかけられない。
お酒を飲むことが無駄使いと考える傾向が高まっていると考えられます。

・娯楽などの選択肢の拡大
ゲーム、イベント、娯楽施設などが充実しているため、
お酒代のかわりに別の楽しみ方が増えていると考えられます。

2-2.精神面

・付き合いでの飲み会
会社などの付き合いでお酒(飲み会)が楽しくないと感じている若者が
増えていると考えられます。
飲み会に強要されていると感じ精神的に辛い状況に陥ります。

2-3.健康面

・お酒は体によくないというイメージ
お酒は体を害するというイメージがあるため、
お金を出してまで飲む必要がないと考えられます。

2-4.社会面

・泥酔による事件
飲酒運転や泥酔による暴行事件などお酒に絡んだニュースが飛び交っています。
そのため、飲酒はリスクと考える若者が増えていると考えられます。

まとめ

若い人のお酒離れについて、
全体的にお酒に対するイメージが悪いのではないでしょうか。

しかし、お酒にもメリットがあります。
お酒には人間関係を円滑にする効果があります。
また、少量程度の飲酒をしていた方が病気の発症率が下がる「Jカーブ」と呼ばれる
パターンも確認できています。
※「Jカーブ」は特定の疾患(がん・心血管疾患および総死亡)のある方に対して
効果があるという報告です。

年々環境の変化によって若者の飲酒は減少傾向にありますが、
本音で話したいとき、アイディアに詰まったとき、仲を深めたいときなど、
お酒は役に立つのではないでしょうか。
ただし、しっかりとルール、マナーを守ってお酒と付き合う必要があります。

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