その他 2020.7.02
失敗しない「花瓶」の選び方
お花を飾るのに欠かせない「花瓶」。
皆さんは花瓶を選ぶ際、どのように選んでいますか?
たくさん種類がありすぎて、どれを選べばいいか
迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、花瓶の種類や選び方のポイントをご紹介します。
目次
1.形で選ぶ
1-1.【つぼ型】
口の部分がすぼまっており、胴がふんわり丸く膨らんでいる形が特徴のつぼ型。
丸みのあるつぼ型のデザインは安定感に優れており、口が狭く茎が動きにくいので、
数本の花から花束まで初心者でもきれいに花を生けることができます。
非常に汎用性の高い形ですので、一つ持っておくと便利ですね。
1-2.【筒型】
上から下まで一直線に真っ直ぐ伸びた形の筒型。
安定感があり倒れにくいので、背の高い花や枝物を楽しみたい方におすすめです。
筒型の花瓶には背の高い花を飾ることが多いので、ずっしりとした安定感のある花瓶を選びましょう。
1-3.【ラッパ型】
口の部分に広がりがある形が特徴のラッパ型。
口が広いので、ボリュームのあるブーケや花束をふんわりと飾るのにぴったりです。
ただし、口径が大きすぎると花が傾いてしまうので、茎が動かない程よい口径のものを選びましょう。
1-4.【一輪挿し型】
1本から数本までの花を飾るための一輪挿し型。
ちょっとだけ花を飾りたいときにぴったり。
テーブルや棚の上などに飾るなら安定感がある“置き型タイプ“、
インテリアのひとつとして飾りたいなら“壁掛けタイプ”がおすすめです。
2.サイズで選ぶ
口径や高さといったサイズも、飾りやすさやバランスにも影響してきますので確認しておきましょう。
2-1.【口径】
花の位置や向きが安定しやすい口径10cm以内のものがおすすめです。
口が広い場合は、口の部分にセロテープを十字に貼って隙間に生けてみたり、
花瓶の中に石やビー玉を入れてその隙間に花を挿してみるとまとまりやすくなります。
2-2.【高さ】
高さは飾る花に合った程よいものを選ぶようにしましょう。
小さな草花系など茎の短い花には15cm、花屋に売っているお花をそのまま飾るなら15〜25cm、
高さのある花や枝物には30cmくらいの高さを目安に選んでみてください。
3.素材で選ぶ
3-1.【ガラス】
涼しげで清潔感のある印象を与えてくれるガラス製の花瓶は、
どんな場所にも馴染みやすく、どんな花にも合わせやすいので一つ持っていると便利です。
ガラスといってもカラーバリエーションも豊富なので、
色付きや柄入りならインテリアのアクセントにもなりますよ。
3-2.【陶器】
玄関やリビングなど来客時に目につきやすい場所に飾るのであれば、
重厚感と温かみのある質感が魅力の陶器製の花瓶がおすすめ。
シンプルなデザインが多いので、和室にも洋室にも合わせやすいですよ。
3-3.【プラスチック・ビニール】
落としても割れない軽くて丈夫なプラスチック製の花瓶は、
小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して使用できます。
鮮やかな色合いや独特な形が多いので、個性的で存在感がある花瓶を探している方にぴったり。
水を入れるだけで立体的な美しい花瓶に大変身するビニール素材の花瓶は、
使用しない時には折りたたんで収納できるので、普段あまり花を生けない人にもおすすめです。
3-4.【錫】
抗菌性に優れ、バクテリアが繁殖しにくい錫製の花瓶は、きれいな花を長く楽しむことができます。
モダンな雰囲気で、和洋を問わず様々な場所に置いても違和感がありません。
4.色で選ぶ
どんな色の花にも合う花瓶の色は、透明や白などのシンプルなカラー。
色付きの花瓶であれば、花と同系色もしくは補色を選ぶとバランスが取れ、
きれいにまとめることができますよ。
5.おわりに
いかがでしたか?
お花の魅力を最大限に引き出してくれる「花瓶」。
大きさや形に関わらず“きれいに洗える花瓶”であることも重要なポイントです。
汚れているとバクテリアが増える原因になり、花の寿命にも影響しますので、
極端に口の部分が狭かったり、洗うことが困難な花瓶は避けたほうがいいでしょう。
また、花瓶は単体でもインテリアの一部として飾ることができますので、
ぜひお気に入りの花瓶を見つけてみてくださいね。
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