食器・厨房コラム

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厨房用品 2017.12.11

【土鍋の使い方】土鍋の使い始めとお手入れ方法

冬の時期に入り土鍋が大活躍する時期がきました。
土鍋で鍋料理は定番のため、
今年も新しく土鍋を購入検討されている方も多いはずです。
最近はカラーバリエーションも増えたり、
絵付けなどで個性のある土鍋が増えています。
ただ、ご購入者から土鍋の使用方法などについてあまり知識がないため、
直ぐにヒビが入ったり、汚れが取れないといったご相談をいただきます。
そのため、今回は土鍋の使い方とお手入れ方法についてご紹介します。

1.土鍋を使用前にすること

土鍋の目止めをしてください。
目止めをすることで土鍋の細かい気孔を埋め、汚れ、ニオイなどから土鍋を守ります。
目止めの方法はいくつかありますが、
今回は小麦粉を使用した方法を挙げます。
※他にはお粥でもできます。

①乾燥させた土鍋に八分目ぐらいの水を入れて中火以下で沸騰させます。
②沸騰したら、弱火にし小麦粉を水で溶いて入れ、よくかき混ぜます。
③5分程度煮てから、火を止めそのまま冷めるまで置きます。
④土鍋が冷めたら、中をきれいに洗い流します。
⑤使用後は乾燥させます。

2.土鍋のお手入れ方法

以下のお手入れ方法を心がけることで長くご使用いただけます。

2-1.土鍋の洗い方

①土鍋を冷ましてから水洗いします。
2洗剤を使用する時は、さっと洗って水でよく洗い流します。
※洗剤の浸け置きはしないこと
土鍋は吸水性が高いため、洗剤まで吸う可能性があります。
③土鍋の底はできるだけ濡らさないようにします。
④水気を拭き取ってよく乾かします。

2-2.土鍋が焦げた場合

土鍋で煮込み料理などすると、焦げることがあります。
焦げた場合の対応方法を以下に挙げております。
・土鍋にお湯を張ってしばらく置くきます。
・焦が落ちない場合は、土鍋に重曹を入れて煮立てます。
・冷めてからスポンジで優しく洗います。

2-3.土鍋の匂いの取り方

料理などで匂いがついた場合は以下の方法を試してください。

土鍋にお湯を沸かし茶殻を入れてください。
沸騰したあとは、冷めるまでしばらく置き、すすぎをして乾燥させてください。

2-4.土鍋のカビの取り方

酢を大さじ2杯程入れて、7,8分目の水で煮立てます。
沸騰したあとは、冷めるまでしばらく置き、すすぎをして乾燥させてください。
酢を入れすぎたり、長い間放置すると、

酢の匂いが土鍋についてしまう可能性がございます。

3.土鍋の使用上の注意点

使用上の注意を確認して、正しくお使いください。

3-1.土鍋を火にかける時

土鍋は急激な温度変化に弱いため、
急に強火などで焚くとヒビや割れの原因になります。
火加減は、中火以下、沸騰したら弱火で十分です。
じっくり煮詰めると美味しく炊き上がります。

また、以下の点にも注意が必要です。
・空焚きをしない(空焚きOKの土鍋以外)
・濡れている状態で火にかけない
・熱い土鍋に水をかけない

3-2.揚げ物の用鍋ではありません

天麩羅やフライなどの揚げ物類の使用はできません。

まとめ

土鍋は冬の定番道具です。
石狩鍋、チゲ鍋、モツ鍋などの定番お鍋に加えて、
スープカレーやご飯も炊くことができるため、多方面で活躍できます。
今回は土鍋の使い方とお手入れ方法をご紹介しました。
是非、参考にしていただき土鍋を大事に使用してみてください。

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