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厨房用品 2021.3.29

中華鍋の選び方

遠藤

別名「万能鍋」とも言われている中華鍋。
炒め物はもちろん、煮物や揚げ物、蒸し料理にも大活躍!
今回は中華鍋を選ぶ際にチェックしたいポイントについてご紹介します。

1.中華鍋の種類

中華鍋には「北京鍋」と「広東鍋」の2種類があります。

 

1-1.北京鍋

持ち手がひとつの片手鍋で、広東鍋に比べると鍋底が深いのが特徴。

フライパンのように片手で持って調理できるので、少ない量を調理する場合や、
はじめて中華鍋を購入する方でも扱いやすいのでおすすめです。

 

1-2.広東鍋

両端に持ち手の付いた両手鍋で、北京鍋に比べ鍋底の丸みが浅く広いのが特徴。

調理面積が広いため、食材にムラなく均一に火が通ります。

さまざまな料理に対応できる使い勝手のよい中華鍋ですが、
慣れないうちはやや扱いが難しいかもしれません。

 

2.中華鍋の選び方

 

2-1.サイズ

ひとり用から業務用までさまざまなサイズが揃っています。

目安として、一人暮らしの場合は直径24~27cm、2~3人家族だと28cm~30cm、
それ以上の人数であれば30~33cmの大きい中華鍋を選ぶとよいでしょう。

勢いよく鍋を振っても具材がこぼれないゆとりのあるサイズを選ぶのがおすすめです。

 

2-2.板厚

板厚によって調理スタイルが変わります。

チャーハンをはじめとした炒め物には1.2mmがおすすめ。
板厚が薄いほうが鍋の熱伝導が高まるため、より短時間で炒められます。

ハンバーグや煮込み料理にはゆっくりと熱が入っていく1.6mmがおすすめです。

板厚が増すと重さも増し扱いにくくなりますので、はじめて使う方や
気軽に調理したい方は薄くて軽い1.2mmの中華鍋がよいでしょう。

 

3.熱源

ガス火専用の中華鍋が主流ですが、IH対応の底が平らな中華鍋も増えてきています。

IHコンロで使用する場合、鍋を持ち上げて振ることはできないので、
コンロにつけたまま揺すって調理します。

商品を選ぶ際は、ガスかIHのどちらの熱源に対応しているか確認しましょう。

 

4.素材

中華鍋の素材は、主に「鉄」「チタン」「アルミ・ステンレス」で、
素材によって特徴や使い勝手が異なります。

 

4-1.鉄製

鉄製は熱伝導率が高いので、食材にムラなく火が通せます。

使い始める前に錆止め用のニスを落とす「空焚き」や「油ならし」が必要ですが、
この作業を行うことで焦げ付きにくくより使いやすくなります。

普段のお手入れとしては、洗剤を使わずにたわしや
ササラなどを使ってお湯で洗うことがポイント。

洗剤を使用してしまうと油が落ちてしまいサビの原因になります。

 

4-2.チタン製

軽くて扱いやすい中華鍋を探しているなら、チタン製がおすすめ。
錆びにくくお手入れが簡単なのも魅力です。

ただし、鉄製に比べ熱伝導率と油馴染みは劣ります。

 

4-3.アルミ・ステンレス製

アルミやステンレスを使った多層構造の中華鍋は、鍋の表面に焦げ付き防止加工が
されているものが多く、少量の油でも調理しやすくなっています。

油を控えたい人や、お手入れのしやすさを重視する人におすすめです。

 

5.持ち手

持ち手部分が鍋と同じ素材のものと、持ちやすいように別素材になっているものがあります。

鍋を熱した際に持ち手部分まで熱くなり火傷などの心配がありますので、
火傷が気になる方は調理中に持ち手が熱くなりにくい木柄のものを選びましょう。

 

6.おわりに

 

いかがでしたか?

どんな料理にも対応してくれる「中華鍋」。
大切にお手入れすれば長く使い続けられる一生ものの調理道具です。
お気に入りの中華鍋を見つけて、自分だけの道具に育ててみませんか?

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