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トレンド情報 2021.7.01

「北欧」が日本で人気なわけとは

田井地

最近「北欧」というワードをよく耳にしませんか?

北欧ブームが日本国内に流行りだしてから何年か経ちますが、その人気はいまだ衰える気配がありません。
ファブリックブランドのマリメッコやガラスメーカーのイッタラなど、暮らしに関連する生活雑貨や北欧食器は、
今でも長く愛用するほどの人気を誇っています。

しかしなぜ、人気なのでしょうか。

いまや、私たち日本人にとって身近なものとなった北欧デザインですが、
その特徴や歴史について詳しく紐解いていきましょう。

1. 北欧ってどんなところ?

北欧とはヨーロッパの北部地方。
具体的には、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド・アイスランドの5か国を指します。
夏は陽が沈まず、冬はとても寒く夜がとても長いのです。
北欧の国々は緯度が高い場所に位置しているため、冬の夜が長く、一日のほとんどが暗闇に包まれています。
一日中、暗いとなると外へ出かけるというより、家の中で過ごす時間の方が長くなりそうですね。

 

2.家の中を快適にする北欧デザイン

日本だけでなく世界的にも高く評価される北欧デザインは、
そうした地理的な条件から、家の中で過ごす時間が長くなるため、
いかに快適で居心地のよい生活空間にするかという知恵から生まれたものだと考えられています。

2-1 想いから生まれた特徴

・シンプルで飽きのこない美しいデザイン。
・長く愛用できる耐久性と高い機能性。
これは、家で過ごす時間を楽しもうとする北欧の人々の「想い」が、「カタチ」となって生まれたものなのですね。
また、美しい森や湖などの豊かな自然に囲まれた風土を持つ北欧では、
身の回りにある自然素材を大切にしたものづくりの考え方が根付いています。
そのため、機能的でありながらも、どこかほっと安心できるような温もりのあるデザインが多いのも北欧デザインの特徴です。

3. 自然の素材を活かしつつなされる手仕事の伝統

第二次世界大戦後、デンマーク系アメリカ人のフレデリック・ルニングが、
輸入販売した製品から人気に火がついたとも言われています。自然素材をテーマに取り入れたものが多く、
花木や果物、葉といった自然をモチーフにした大胆なデザインが人気のブランドもあります。

4. 北欧が日本で人気なわけとは

北欧の「自然」と日本の「和」の相性が抜群なのです。
自然の素材感や温もりを大事にした北欧デザインが、日本の静かでリラックスのできる和み、
「和」の空間に違和感なく合ってしまう為、日本国内からもずっと愛されるというわけなのかもしれません。

5.まとめ

世界で愛される北欧デザインには、人々を思う気持ちや自然の温もりを大事にするという
愛の溢れた伝統があったのですね。この機会に北欧デザインの食器や雑貨に触れてみませんか。

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