食器・厨房コラム

食器・厨房コラムcolumns食器・厨房コラム

器の老舗 和泉屋だからこそ知っている、プロも役立つとっておきの情報をブログ形式で配信しています。

厨房用品 2021.10.03

「ささら」の使い方 素材

調理器具のお手入れに便利な「ささら」。

なかなか馴染みがないかもしれませんが
あると意外と便利なんです。

今回は、そんな「ささら」についてご紹介します。

1.「ささら」とは?

ささらとは、竹や細い木を束ねて作った洗浄道具。

鉄製の中華鍋やフライパンの汚れ落としや
魚の血合い取りなど内蔵処理にも使用されます。
竹製が一般的ですが、樹脂素材のものなど種類は様々です。

2.「ささら」で中華鍋を洗ってみよう!

1.調理後すぐに洗う
調理が終わったら、温かいうちに汚れを落としましょう。

2.食器用洗剤は使わない
中華鍋に馴染んだ油を落とさないように、食器用洗剤は使わず
ぬるま湯などで洗うようにしましょう。

3.手早く鍋肌を撫でるようにこすり、焦げ付きや汚れを落とす

4.しっかり水気を切る
洗った後は水気を拭き取り、中火で加熱して水分を完全に飛ばしましょう。
※ 水分が付着したままだと錆びるので注意してください

3.《ささらを使うメリット》

・手を汚さずに洗うことができる

・持ち手が長いので中華鍋が熱いうちにお手入れできる
 (熱湯で洗うことも可能)

・たわしよりも硬いので、こびりついた汚れや焦げ付きを落としやすい

4.使用後のお手入れ方法

汚れや水分が残っていると、カビや雑菌が繁殖しやすくなりますので
使い終わったささらは水やお湯でもみ洗いし、直射日光を避け風通しのよい
場所で良く乾かしてください。
根元を上にし、紐などで吊して乾燥させると良いでしょう。

5.ささらの素材

ささらは竹で作られているものが一般的ですが、その他の
素材としてポリプロピレンなど樹脂製のものもあります。

《竹製》


カンダ Kan 竹 ささら 極細 12.7cm 中華鍋 鉄フライパン用 たわし

・適度なコシと柔らかさで鍋肌を傷めない

・竹の性質上、乾燥しすぎると割れやすく、湿気が多いと
 カビやすくなるので保管に注意が必要

《樹脂製》

PP魚の内臓取り ササラ

・柔らかくコシが弱い
・臭い移りしにくい
・耐久性がありカビが発生しにくい
・洗剤も使用でき、衛生面が気になる方におすすめ

6.おわりに

いかがでしたか?

今回初めて「ささら」を知ったという方もいるかもしれません。
ささらは中華鍋だけでなく、鉄やスキレットなどのフライパンでも使えますし
そのほか、おろし金や竹ざる、せいろを掃除するのにも便利です。

案外知られていない優れもの「ささら」を使ってお手入れしてみてくださいね。

このコラムが気に入ったらシェアしよう!

「ささら」の使い方 素材

調理器具のお手入れに便利な「ささら」。 なかなか馴染みがないかもしれませんがあると意外と便利なんです。 今回は、そんな「ささら」に…