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厨房用品 2021.9.29

土鍋で美味しいごはんを炊こう! ご飯の炊き方

新米の季節がやってきました。
極上のごはんを味わうなら「土鍋ごはん」。

火加減や水の量など色々難しそうと思われがちですが
コツさえつかめば、簡単に土鍋でお米を炊くことができます。

今回は、ふっくらつやつやに炊き上がる「土鍋ごはん」の炊き方のコツや
だれでも簡単に美味しく炊ける「炊飯用土鍋」をご紹介します。

1.土鍋で炊くごはんはなぜおいしいの?

1-1.熱伝導率の低さ


じっくり熱が伝わる土鍋の性質が、お米を美味しくしてくれます。
アミラーゼが一番働きやすいといわれる40~50℃を長く保つことで
旨み成分がより多くお米から出てくるのです。

ゆっくり時間をかけて加熱していくことで、
お米のでんぷんが分解されて甘みが引き出されます。

アミラーゼ:お米のでんぷんを分解して旨み成分を作り出してくれる酵素

1-2.保温性の高さ

土鍋は保温性に優れており、冷めにくいといった特徴があります。
蒸らしている間もお米の芯までじっくり熱を通して、余分な水分を飛ばしてくれます。
よって、ふっくら粒立ったつやつやごはんが炊き上がるのです。

2.土鍋でごはんを炊いてみよう!

水加減は“米1合に水200cc”が基本。
「品種」や「新米・古米」によっても適切な水の量が異なりますので
使うお米に合わせて水加減を調整してください。

2-1.研いだお米を浸水させ、ザルに上げ水を切る

お米に水分をしっかり吸収させることがとても大切です。
芯までたっぷりと水を含んだお米は、ふっくらと炊き上がります。
水温によって吸水速度が変わるので、水温が高い夏場は30分、冬場は1時間程度浸水させましょう。
お米の色が半透明から乳白色に変われば浸水完了です。
その後、ザルに上げてしっかり水気を切り、土鍋にお米を移して水を加えます。

※ お米は水を含む量に限りがあるため、長く浸すとでんぷんの成分が水に溶け出して
  ベタつきの原因になってしまいますので、浸水時間は最長でも90分を目安にしてください。

2-2.中火にかけて沸騰させる (10分)

美味しくお米を炊くポイントは「加熱時間」。
沸騰させるまでに10分ほどの時間をかけると、お米の甘味が
しっかりと引き出せ、ふっくらとほど良い食感のごはんに炊き上がります。

蓋を開けて沸騰しているかを確かめてもOK。

2-3.弱火でじっくり加熱 (10~15分)

沸騰したら弱火にして10~15分加熱。
10~15分後、蓋を開けて水の残り具合を確認します。

お米の表面から泡が出ていたり、水っぽいようであれば
弱火のまま水気がなくなるまで1~2分ほど追加で炊きます。

最後に強火で約10秒(おこげを作りたいときは20~30秒)加熱して
残っている水分を飛ばします。

2-4.余熱で蒸らす(10分)

火からおろして蓋をしたまま10分ほど蒸らす。
この蒸らしによって、芯までふっくら炊き上がります。

途中で蓋を開けてしまうと蒸らしが不十分になるだけでなく、温度が急に下がって
米粒の表面に水滴がつきベタベタとした仕上がりになってしまいます。

蒸らしを終えたら蓋を開け、底から空気を入れるようにほぐし
余分な水蒸気を逃しましょう。

※ 火加減は土鍋の大きさやお米の量によっても変わるので
  様子を見ながら調整してください。

3.簡単に美味しく炊ける「炊飯用土鍋」

かまどで炊いたようなふっくら美味しいごはん!三鈴陶器の「ごはん鍋」
土鍋のことを知り尽くした三重県四日市の萬古焼老舗メーカーだからこそできた
簡単に美味しく炊ける炊飯用土鍋。

萬古焼の遠赤外線効果で、かまどで炊いた様な仕上がりに。

3-1.みすずのごはん鍋の特徴

その1.丸い形

鍋底の形が羽釜と同じように丸く、あらゆる方向から加熱するので
かまどで炊いたようなふっくら美味しいごはんが炊き上がります。

その2.レンジ・オーブンも使用可能

耐熱土を使用しているので電子レンジやオーブンの使用が可能。
余ったごはんをそのまま電子レンジに入れて温めなおすこともできます。

その3.空焚き可能

四日市萬古焼の土鍋は、空焚きしても割れません。
お料理の始めによく熱したり、洗った後に火であぶって乾かしても大丈夫です。

その4.おひつとしても使える 

ごはん鍋自身に保湿力があり、水分をうまく調節するので
炊飯器やプラスチック容器より美味しく保存することができます。

また、コンパクトな大きさなので、そのまま冷蔵庫に入れて保存もできます。

3-2.実は、この“丸い形”が美味しさの秘密!

1)対流の良さ

沸騰するとき、この丸い形がかまどで炊くような熱の対流を実現。
一粒一粒ふっくらとした美味しいごはんが炊けます。

2)全体を均等に加熱

お米を美味しく炊くには、全体に偏りなく熱を伝えることが重要。
丸い鍋の外側を炎や高温の空気がまわり、全体を包み込むように熱を伝えることができる。

3)甘みを引き出す余熱効果

沸騰してから蒸らし終わるまで90℃~100℃の高温を維持すると、お米のでんぷんが分解されて糖に変わり
甘みのあるふっくらした仕上がりになります。
みすずのごはん鍋は、火を止めても余熱効果で高温を維持するよう最適な鍋の厚さにデザインされています。

「みすずのごはん鍋」基本のごはんの炊き方 (3合炊きの場合)

1.3合(540cc)のお米を研ぎ、約600ccの水に20~30分浸しておく。
 (水の量はごはん鍋の内側の水加減ラインを参考にして入れます)

2.中火よりやや強めで約15分程炊き、火を止める。
蓋に付いている穴から湯気が勢いよく出始めてから3分後に火を消すのが目安です。
炊き上げ時間を1~2分延ばすと香ばしいお焦げができます。

3.火を止めたら、そのまま蓋を開けずに10分~20分蒸らす。

4.蓋を開けて余分な水蒸気を飛ばし、しゃもじでほぐすようにかき混ぜる。

※ 水加減・浸水時間はお好みにより調節してください。

3-3.◆今回ご紹介したアイテム みすずのごはん鍋 ◆

【三鈴陶器 ごはん鍋 3合炊き】

 メーカー:三鈴陶器 株式会社
 サイズ :φ18×H16.5cm
 材質  :耐熱陶器(萬古焼)
 重さ  :1600g
 容量  :1500cc
 生産国 :日本製

 ※ IHには対応しておりません。

4.「かまどさん」美味しさのヒミツ!

火加減調整いらずで美味しいご飯が炊ける「かまどさん」

土鍋でご飯を炊いてみたいけど、火加減調整が心配という人に
おすすめしたいのが“伊賀焼窯元 長谷園「かまどさん」”。

火加減調整いらずで簡単に本格かまどごはんが作れます。

4-1.“呼吸する土”伊賀土

約400万年前の琵琶湖の湖底にあった地層から採れた伊賀の粗土。
炭化した植物を多く含んでいる陶土は、木のおひつと同じように呼吸するので
旨味を逃さず、べとつかないふっくら美味しいごはんに仕上がります。

4-2.土鍋の厚み

厚みが普通の土鍋の1.5倍!

肉厚に仕上げることによって土鍋本体がしっかり蓄熱するので
細かい火力調整なしで最適な炊き上げと蒸らしを実現。

4-3.中蓋をそなえた2重構造

上蓋と中蓋の2重構造により、圧力釜の役目を果たし吹きこぼれを防止。

4-4.遠赤外線効果の高い釉薬を使用

遠赤外線効果の高い釉薬を使用しているので、お米の芯まで熱が通り
ふっくらとしたごはんが炊き上がります。
   

「かまどさん」基本のごはんの炊き方 (3合炊きの場合)

1.お米を研ぎ、「かまどさん」に米と水を入れて約20分浸水します。

2.中蓋と上蓋の穴の位置が90度になるようにセットします。
 (穴の位置を直角にすることで、お米に程よい圧がかかりふっくら美味しく炊きあがります)

3.中強火で13分炊く。
火を止める目安は上蓋の穴から蒸気が勢いよく噴き出してから1~2分後です。
炊き上げ時間を1~2分延ばすと香ばしいお焦げができます。

3.火を止めたら、そのまま蓋を開けずに20分蒸らす。

4.蓋を開けて余分な水蒸気を飛ばし、しゃもじでほぐすようにかき混ぜる。

4-5.◆今回ご紹介したアイテム かまどさん ◆

【長谷園 ご飯鍋 かまどさん 3合炊き】

 メーカー:長谷製陶 株式会社
 サイズ :φ24×H18cm
 材質  :耐熱陶器(釉薬仕上げ)
 重さ  :3.6kg
 容量  :1500ml
 生産国 :日本製

 ※ IHには対応しておりません。

5.おわりに

いかがでしたか?

土鍋で炊いたごはんの美味しさは格別です。
最初は焦がしてしまったり、上手に炊けないこともあるかもしれませんが
何度も炊く事でコツをつかみ、好みの炊き加減を見つける事ができます。

水加減や火加減を変えて自分好みに調整できるのも、土鍋ごはんの醍醐味ですね。

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