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厨房用品 2021.12.07

無水調理鍋とは? ~形状・素材~

「無水調理鍋」という調理器具をご存知でしょうか?

“水を使わずに調理ができる鍋”なのですが、どのような
調理器具なのか分からない方もいるかもしれません。

今回は、食材の旨味を引き出し、美味しく仕上げてくれる
「無水調理鍋」の形状・素材についてご紹介します。

1.無水調理鍋の形状

1-1.【丸型】


煮物や揚げ物など様々な料理に対応できる丸型。
用途を限定せずに使えるので、初めて購入する方におすすめです。

1-2.【楕円型】

魚や塊肉を丸ごと調理することが可能な楕円型。
トウモロコシなどの長い野菜もそのまま調理することができ
カットする手間が省けるので、時短にもなります。
そのまま食卓に出してもおしゃれな印象を与えられるので
おもてなし料理用にもおすすめです。

1-3.【浅型】

パエリアなどの米料理に適している浅型。
そのまま食卓に出しても取り分けやすく、見栄えも◎。
比較的軽いので持ち運びもらくらく。

1-4.【深型】

カレーやシチュー、野菜スープなどを多く作るときは
吹きこぼれしにくい深型タイプがおすすめです。

2.無水調理鍋の素材

2-1.【鋳物ホーロー】

鋳物ホーローとは、鉄鋳物にガラス質の釉薬を焼き付けたもの。
熱伝導が良く保温性にも優れており、カラーやデザインが豊富。
表面がツルツルしているので汚れがつきにくいという特徴もあります。
酸や塩分に強く、色落ちの心配も少ないので、長く愛用したい方におすすめ。

※ 急な温度変化や衝撃に弱いので、取り扱いには注意が必要です

2-2.【ステンレス製】

丈夫でサビにくいのが特徴。
熱伝導性が高くないため、加熱にはやや時間がかかりますが
一度温まると冷めにくいので余熱調理に向きます。

比較的焦げつきやすい素材なので火加減に注意してください。
多層構造のステンレスならなら焦げ付きにくく
お手入れもしやすいのでおすすめです。

2-3.【アルミ製】

アルミニウムの特徴は何といっても熱伝導性の高さ。
鉄の約3倍、ステンレスの約14倍あるので火の通りが早く
調理時間の短縮にも繋がります。
シンプルなデザインが多く、軽量なので持ち運びがラク。

軽さ重視の人におすすめです。

※ 熱伝導率が高い性質からIH非対応な場合もあるので要注意

2-4.【陶器製】

蓄熱性に優れており、食材にじっくりと火を通すことができます。
他の素材に比べても保温時間が長いので、
時間が経っても温かい料理を味わうことができます。

金属製鍋に多いサビの心配もなくお手入れ簡単。

※ 金属製の鍋に比べて重く、衝撃に弱いので取り扱いには注意が必要です

3.おわりに

いかがでしたか?
一口に無水調理鍋と言っても形状や素材は様々。
それぞれ使い勝手や特徴が異なりますので
自分のスタイルにあった鍋を探してみてくださいね。

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