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厨房用品 2019.1.22

【フライパン】フッ素樹脂加工とセラミック加工の違い

遠藤

料理のたび毎回のように使用されるフライパン。
形、素材、価格などの違いで様々なフライパンがあります。
実際どんなフライパンが良いのかわからず、
価格や素材で選んでいる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回はよくご家庭で使用される
フッ素樹脂加工とセラミック加工の違いについて紹介していきます。

 

1.フッ素樹脂加工とは

 

1-1.特徴

物質との非粘着性が強く、焦げ付き難いという性質があります。
耐熱性も高く250度前後です。
※フライパンの適正温度は180度前後と考えられています。
ただし、空だき状態にすると、コーティングの劣化に繋がり、
有害な物質に変わってしまう恐れもあります。
更に、表面がキズ付きやすいため、金属ヘラの使用はしないほうがよいでしょう。
キズがついてしまうと、食品などが入り込み焦げやすくなります。

 

1.2お手入れ方法

・中性洗剤とやわらかいスポンジなどをご利用ください。
金属たわしやクレンザーでの洗浄は、キズをつけるため使用しないでください。

・焦げた場合は、お鍋にお湯を入れて弱火で煮ると焦げがふやけます。
その後、木べらやスポンジなどで取り除いてください。

 

2.セラミック加工とは

2-1.特徴

セラミックは耐熱性が高く400℃前後まで耐えることが可能です。
そのため、一般的なフライパンよりも劣化しにくく長く使えます。
また、セラミックは陶磁器と同じ素材で硬さもあり、調理道具でのキズにも強いです。
油をひいて使うことで非粘着性を高め食材がこびりついてしまうことや焦げつきも防げます。

ただし、空だき状態にすると、コーティングの劣化に繋がます。
また、非粘着性はフッ素樹脂加工よりも低いため、油をひいて使用してください。

 

2-2.お手入れ方法

・中性洗剤とやわらかいスポンジなどをご利用ください。
金属たわしやクレンザーでの洗浄は、キズをつけるため使用しないでください。
・焦げた場合は、お鍋にお湯を入れて弱火で煮ると焦げがふやけます。
その後、木べらやスポンジなどで取り除いてください。

 

3.まとめ

一般家庭で普及しているフッ素樹脂加工のフライパンは
手軽で使いやすい反面、耐久性が弱いと考えられます。
一方セラミック加工は、正しい使い方をすれば耐久性が高く、
非粘着性も高いため料理がしやすいと考えられます。
好みの問題という点もありますが、
手頃価格で購入できるので、機械があれば一度どちらも使用してみてはいかがでしょうか。

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