主食といえば何を思い浮かべますか？

日本は主食としてお米を食べていますが、世界にはいろいろな主食があります。
今回は《北米・中南米・大洋州の主食》をご紹介します。

 

1−1.【アメリカ】

アメリカには主食という食文化が定着していませんが、
パンやパスタ、じゃがいもを主食にする家庭が多いです。

 

1−2.【メキシコ】

メキシコの主食はとうもろこしが原料のトルティーヤ。
とうもろこしが採れない北部ではトルティーヤを小麦粉で作ることもあります。

 

1−3.【ペルー】

主食はじゃがいもとお米。
ペルーは海岸地域、山岳地域、森林地域の3つの地域に分けられ、主食もそれぞれ異なります。

海岸地域：米が主食。

山岳地域：主に芋が主食。食用のじゃがいもだけで300種を超える。

森林地域：ユカ芋(キャッサバ芋の一種)が主食。
ユカ芋は蒸したり、スープに入れて食べる。

 

1−4.【ブラジル】

ブラジルの主食はお米と豆。
フェイジョン(煮豆)に使用される豆の種類も地域によって異なり、リオデジャネイロでは黒インゲン、
北東地方では緑インゲン、アマゾン地方では白インゲンを使用することが多い。

お米や豆以外にも、とうもろこしやキャッサバ芋を主食としている地域もあります。

 

1−5.【パプアニューギニア】

サツマイモやタロイモ、ヤムイモなどのイモ類が主食。
近年では食文化が変わりつつあり、米を主食として食べる家庭が増えてきています。

 

1−6.【ニュージーランド】

ニュージーランドの主食は、じゃがいも、トースト、オートミールやシリアルなど。

シリアル製品の種類は多く、
・ウィートビックス：ビスケット状に固めてある全粒小麦シリアル
・グラノーラ：オーツ麦にドライフルーツやナッツ、メープルシロップなどを加えオーブンで焼いたもの
・コーンフレーク：トウモロコシ粉を調味・加熱し、ローラーで平らに伸ばして形作り焼き上げたもの
・パフ：サクサクとした軽い食感と、口の中で溶けるような食感が特徴のシリアル
・ミューズリー：オーツ麦にドライフルーツやナッツなどを加えたものなどがあります。

 

2.おわりに

いかがでしたか？

お米を主食としている地域が多いアジアでは、
ごはんが「主食」、おかずが「副食」という考えがありますが、
多くの人種とそれぞれの食文化が入り交じったアメリカでは、
食のスタイルも多様で「主食・副食」という考えはありません。

穀物が「主食」であるという概念はアジア、特に日本独特の物なんですね。

 

次回は《欧州・中東・アフリカの主食 》をご紹介します。