その他 2021.1.23
恵方巻きの食べ方と具材の意味
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節分の日に食べる「恵方巻き」。
2021年の節分は“2月2日”です。
節分が2日になるのは1897(明治30)年以来、124年ぶり。
今回は“恵方巻きの食べ方や7種類の具材の意味”についてご紹介します。
1.恵方巻きとは
節分の日に恵方を向いて食べる太巻き寿司のこと。
恵方巻きはもともと「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれ、江戸時代から明治時代に
かけて大阪・船場の商人が商売繁盛や家内安全、無病息災を願って食べたのが始まり。
また、恵方巻きには縁起のいい具材を7種類入れるのが一般的です。
2.7種類の具材の意味とは
7種類の具材は“七福神”に由来しています。
七福神に見立てた7種類の具を巻くことで、「福を巻き込む」
「福を(身体に)取り入れる」とされています。
縁起担ぎの定番としてよく使われる具材は、以下の7種類です。
【うなぎ (アナゴ)】
うなぎは昔から縁起の良い食べ物とされています。
「うなぎのぼり」という言葉もあるように、出世や上昇の験担ぎ、
また、長い姿から「長生きできるように」という願いも込められています。
【きゅうり】
きゅうりはその名前から「9つの利」をもたらしてくれるといわれています。
“たくさんの利益があるように”という願いがこめられた縁起食材です。
【伊達巻 (だし巻・厚焼き卵)】
伊達巻きは見た目の黄色がお金を連想させ、財の豊かさや金運の験担ぎとされています。
【かんぴょう】
かんぴょうも細く長い形状から「長生きできるように」という意味や、
結んで使われることが多いため「縁結び」のご利益もあるとされています。
【桜でんぶ】
桜色は春を連想させたり、願い事が叶うことでもたらされる幸福な色を表します。
また、原料となる鯛も縁起物ということで“おめでたい”の験担ぎになっています。
【しいたけ煮】
しいたけは、高価で貴重なものだったことから神様へのお供え物とされていました。
また、しいたけの形が陣笠に似ていることから“防具=身を守ってくれるもの”という意味があります。
【高野豆腐】
大豆は古来より邪気を払うものとされてきました。
高野豆腐はその四角い見た目から「災いを防ぐ盾」の意味があります。
3.恵方巻きの正しい食べ方
恵方巻きの食べ方には“3つのルール”があります。
きちんと守ってご利益を得ましょう!
3−1.恵方を向いて食べる
2021年の恵方は“南南東”。
「恵方」とは、その年の福を司る神様「歳徳神 (年神様)」がいる方角のこと。
食べている時は、よそ見などせずその年の恵方を向いたまま食べましょう。
よそ見をしていると、ご利益が得られないと考えられています。
3−2.切り分けたりせず一気に食べる
「福を巻き込む」とされる恵方巻きは、ご縁や福が途切れたりしないよう
包丁で切らず丸ごと一本最後まで一気に食べきりましょう。
また、食べる途中で休んだりするとご利益がなくなってしまいます。
一気に食べるのが大変な場合は、細巻きや中巻きを選ぶとよいでしょう。
3−3.食べ終わるまで話さない
願い事を頭に浮かべながら黙って食べましょう。
途中で話したり、恵方巻きから口を離してしまうと願い事が叶わないと言われています。
4.おわりに
いかがでしたか?
正しい手順で食べることで更にご利益が増すとも言われている「恵方巻き」。
恵方巻きには縁起のいい具材を7種類入れるのが一般的ですが、必ず入れなければならないといった
決まりはありませんのでお好きな具材を入れて作ってみてください。
今年の恵方は南南東です。恵方巻きを無言で丸かぶりして福を呼び込みましょう。
事前に恵方巻を食べる方角を調べておくのもお忘れなく!
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