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その他 2021.1.31

シリコン調理器 ~使い方のコツ~

遠藤

カラーバリエーション豊富な「シリコン調理器」。

レンジでチンするだけで蒸し料理や煮物など、
さまざまな料理を作ることができる便利なグッズ。

今回は“シリコン調理器を上手に使いこなすコツ”をご紹介します。

 

1.シリコン調理器の上手な使い方

 

1-1.【食材の下準備】

・加熱ムラができないように、食材の大きさを揃えて切るようにしましょう。

・同時に違う食材を入れて調理するときは、均一に熱が通るように、
熱の通りにくい食材は小さめに、熱の通りやすい食材は大きめに切りましょう。

・ピーマンやトマト、ソーセージなど表面に薄い膜がある食材は、
破裂する恐れがありますので、竹串などを使って数箇所に穴を開けておきましょう。

・卵はそのままだと破裂してしまいますので、黄身の部分に爪楊枝で数箇所穴を開けるか、
溶きほぐしてから入れるようにしましょう。

 

1-2.【食材の上手な入れ方】

シリコン調理器の中心部分は熱が入りにくいため、
熱の通りにくい食材は上の方に入れるのがおすすめです。

まずは熱の通りやすい食材を全体に広げるようにして入れ、
最後に熱が通りにくいものや水分が少なめの硬い食材を
重ならないようにして外側に置くと良いでしょう。

 

1-3.【水分の調整方法】

じゃがいもやかぼちゃなど、水分の少ない食材を入れるときは
必ず大さじ2杯程度の水を入れてから過熱しましょう。

水分がないと乾燥しすぎて食材が焦げ付いたり、パサパサになってしまいます。

葉物野菜の場合は、洗って軽く水気を切った状態で加熱するとパサつきません。

 

1-4.【フタの使い分け】

電子レンジを使って調理する場合は基本的にフタをしますが、
水分をとばし表面をパリッとさせたいときはフタをはずします。

反対にオーブン料理の場合は基本的にはフタをしませんが、
中までじっくり加熱したいときにはフタをすると良いでしょう。

 

1-5.【加熱時間】

食材の量や保存方法(冷蔵・常温)などによって加熱時間は変わります。

調理レシピなどに記載されている加熱時間はあくまでも参考値ですので、
まずは時間を短めにセットして、加熱具合を確かめながら調理すると良いでしょう。

加熱しすぎてしまうと食材がパサついたり、焦げてしまったりすることもあるので注意してください。

 

1-6.【おいしく作るコツ】

・煮物などを作る場合は、途中で一度電子レンジから取り出して全体をよく混ぜてください。
混ぜることで加熱ムラがなくなり味が馴染みます。

・肉や魚など厚みのある食材は、途中で取り出し裏返すことで加熱ムラをなくすことができます。

※加熱後にフタをしたまま放置すると余熱で食材がかたくなることがありますので気をつけましょう。

 

2.シリコン調理器のお手入れ方法

 

1.油を使った調理をしたときは、洗う前にキッチンペーパーなどで油をしっかり拭き取る。

2.中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで傷をつけないように洗う。
洗ってもぬめりが気になる場合は、重曹をお湯で溶いたものにつけ置きするのがおすすめです。

 

食材のにおいが取れない場合は、以下のような方法がありますので試してみてください。

・お茶の出がらしを入れて数時間おく。

・重曹を溶かした水に一日浸けておく。

・輪切りにしたレモンと少量の水、または牛乳を入れてレンジで加熱する。

・お米の研ぎ汁を入れて半日以上おく。
研ぎ汁を入れてレンジで温めてから放置するとより効果的です。

3.おわりに

いかがでしたか?

時短調理にも大活躍してくれる「シリコン調理器」。

シリコン調理器はとっても便利な調理器具ですが、正しい使い方をしないと
事故につながる恐れもありますので注意してください。

使い方のコツさえわかれば、グラタンやパスタ、お菓子など
幅広い調理に活躍してくれること間違いなしですよ。

 

 

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