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その他 2021.2.24

どうしたら おいしくなるの? 我が家の揚げ物!

寒河江

今回は、天ぷらを美味しく揚げるコツをご紹介します。

天ぷらと言えば、衣をつけて油であげたものといういたってシンプルな料理方法なのですが

作る人によってさまざまな違いがあります。

一度は聞いたことがあるかもしれませんが、

「衣は冷水で溶き揚げるのがポイント!」よくテレビの料理番組等でも聞きますがそれだけでは、

お店の様には揚がりませんよね。

もう少し詳しく1.具材の下処理のコツ2.衣の混ぜ方のコツ3.揚げる時のコツ3-1.素材ごとの温度に分けて

ご紹介していきたいと思います。

 

1.天ぷらを美味しく揚げるコツ

 

1-1. 具材の下処理

水気をしっかり取り除く事
天ぷら作りで良く陥りがちなのが、衣がすぐべちゃっとしてしまう事です。カラッと揚げるには、具材の水分をいかに取り除くかになります。

具材になる魚介や野菜の水分をキッチンペーパーなどで抑えて、衣がはがれないように打ち粉をしておくと水気が取り除けます。

 

1-2. 衣の混ぜ方

混ぜ過ぎない
作る前に衣の材料のすべては、冷蔵庫でしっかり冷やしておく事が大事。

冷やすことによって混ぜた時に粘りが出るのを抑えることができます。

混ぜ方のポイントとして水と卵をあわせてから粉を一気に入れ軽く混ぜます。

ダマが残っていても大丈夫!混ぜ過ぎると、粘りの原因になります。

 

1-3. 揚げる時の注意点

焦らずじっくりと!
油の量は、具材を加えると油の温度が下がりますので、たっぷりの油を使用して揚げましょう。

また、一気に具材を加えず、少しずつ入れ衣が固まるまでは触らず、カラッと揚がるまでゆっくりと揚げていきます。

厚みのあるものはひっくり返し、両面揚げ色がつくまで焦らずじっくり揚げましょう。

均一な温度で揚げるのが重要になります。揚げた具は、しっかりと油を切る。

 

1-3-1.具材に合わせた温度で

 

それぞれの素材ごとに最適な温度を理解し、揚げる順番を決め、

適当なタイミングで油の温度を確認することが必要です。
それでは温度別にどのような食材が適しているのかみていきましょう。

また、計らなくても大体の温度がわかるような目安もお伝えします。

イ) 低温(150~160℃)
シソの葉や山菜などの葉物。少量の衣を油に入れると底に沈んでから、ゆっくりと気泡を出して浮かんでくる状態。

ロ) 中温(160~170℃)
サツマイモのような根菜類。衣を入れると底まで沈まず、中くらいのところから気泡を出し浮いてくる状態。

ハ) 高温(180~190℃)
エビ、ホタテなどの魚介類やかき揚げ。 衣を入れると、沈まずにすぐ気泡を出して浮かぶ状態。

2.まとめ

今回は、天ぷらを美味しく揚げるには、いかに具材によっての温度が重要であるということをお伝え致しました。
次回は、天ぷら油の保存の仕方について お伝えしたいと思います。
お楽しみに。

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