その他 2021.3.05
油の性質を知ろう!保存の仕方
今回は、天ぷら油の保存の仕方をご紹介します。
処理が面倒な揚げ油は、どのくらいで処分したらいいのか?まだ、大丈夫!と思いつつ使ってしまいがちですが、みなさん何回ぐらいで交換していますか?
ある揚げ物に関するアンケートの頻度について「PRTIMESのサイトから」の回答で6割の方が週に2回~3回、週に1回食べているという結果が出ています。
お弁当だったり、スーパーのお惣菜も含めても食べる機会は多いんだなあと痛感しました。
今回は1.油の劣化について2.油の劣化の見分け方は?3.揚げ油の保存方法についてご紹介していきたいと思います。
1.天ぷら油の保存の仕方
1-1.油の劣化の原因は、光や熱
油が酸化する主な原因は、光や熱です。一度使用した油は「熱酸化」という現象が起きやすく、劣化が進んでしまいます。
熱は調理中の熱だけでなく、常温の室内で放置することも油をいためる原因にもなり、暑い季節には冷蔵庫での保管もおすすめです。
また直射日光はもちろん、蛍光灯などの光でも酸化は進みます。
空気に触れることでも酸化するので、保管にはきちんと蓋のできる容器を使った方がいいでしょう。
1-2.劣化した油の見分け方は?
劣化すると色や臭い、煙や粘り気などが出てきます。何回も揚げていると鍋の色が見えないくらい濃く濁った色になります。
新鮮な植物油は、特徴的な油を除いてほぼ無味・無臭ですが、揚げ物で何回も使用していると揚げ物の臭いが残ってきます。
また、油を温めている間にも煙が出てきたりします。この他にも、カニ泡と言われる消えない泡や油を濾す時にドロッと落ちる時は、劣化のサインとなります。
このような状態に1つでもあてはまれば交換の目安になります。
1-3.揚げ油の保存方法は?
揚げ物を終えたら、やけどに十分注意しながら、熱いうちに油の保存容器へ移します。
油を保存容器に移すときには、揚げ物をしたときに出た揚げカスなどを必ず濾して、きれいな状態にすることが大事です。
ろ過機には、メッシュ状の二重の網が付いている物などいろいろありますが、ロート状のろ過機もあり市販のキッチンペーパーや脱脂綿でもスピーディーにろ過できるため、
すぐ洗って片付けたい方にはとても重宝するかもしれませんね。
保存容器は、密閉できて注ぎ口があるものを選びましょう。
素材としては、臭いが付きにくく、ザビや酸にも強く光を通さない琺瑯がおすすめです。
2.まとめ
劣化した油で調理をしていると、料理の風味を失いカラッと美味しいはずの天ぷらやフライが美味しく感じなくなってしまいます。
また、健康を損ねる可能性もあります。しっかり保存をしていても3~4回の使用で処分し、油をサイクルで管理をしていれば、
いつも美味しい食卓でモチベーションも上げてみてはいかがでしょうか?
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