その他 2021.7.23
捨てたらもったいない! 茶殻の活用法 《生活編》
お茶を飲んだ後に残る「茶殻」。
みなさんは普段どうしていますか?
そのまま捨ててしまう方がほとんどだと思いますが
実は料理や掃除、美容にも使える優れもの。
そこで今回から3回にわたり、日常のさまざまなシーンで
活躍してくれる“茶殻の活用法”をご紹介します。
目次
1.いろいろ使える“乾燥茶殻”の作り方
水気を含んだ茶殻は傷みやすいので、まずは茶殻を乾燥させましょう。
茶殻の水気をよく切り、新聞紙やザルの上に広げて天日干しで十分に乾燥させます。
早く水分を飛ばしたい場合は、電子レンジで加熱したり、フライパンで煎ってもOK!
※注意※
再利用するときは、前日の茶殻は使わないようにしましょう。
茶殻はたんぱく質を含むため、腐りやすい特徴があります。
湿ったまま使用する場合は、お茶を飲んだ後すぐ使うようにしてください。
ストックしておく場合はしっかり乾燥させておきましょう。
2.茶殻の活用法
2-1.【掃除に】
・玄関の掃除に
軽く絞った茶殻をまき、ほうきで静かに集めるように掃きます。
適度に水分を含んだ茶殻が砂埃やほこりを吸着し、
ほこりを舞い上げることなくキレイにお掃除できます。
・畳の掃除に
固く絞った茶殻を畳の上にまき、ほうきを使って畳の目に沿って掃いていきます。
茶殻が目に詰まったほこりや細かいゴミを絡め取ってくれます。
最後は乾拭きをして畳の水分を飛ばしましょう。
※茶殻の水分が多いと畳が変色したり、カビが発生する可能性がありますので
畳で茶殻を使う場合はしっかり絞ってから使うようにしましょう。
・フローリング掃除に
水気をよく切った茶殻をまき、ほうきやフローリング用ワイパーで掃き集めます。
また、茶殻を入れた水で拭き掃除をすれば、ツヤが出てピカピカになりますよ!
・カーぺットの掃除に
乾燥茶殻をまいて掃除機をかけると、カーペットの間に挟まっている
取れにくい髪の毛などもキレイに吸い取れます。
・蛇口やシンクの掃除に
茶殻を出汁パックや使い古しのストッキングに入れて
蛇口やシンクを磨けば、油汚れも落ちてピカピカに。
洗剤を使わないので、手荒れの心配もありません。
・浴槽の掃除に
茶殻をストッキングに入れた茶殻スポンジを使えば、
浴槽の湯垢もスッキリ落とせます。
ティーバッグの場合はそのままこすればOK!
2-2.【台所用品の殺菌に】
ガーゼなどに包んだ茶殻でまな板や包丁などを拭き取るだけ。
お茶に含まれるカテキンには殺菌作用がありますので
台所用品の除菌に効果を発揮してくれますよ。
2-3.【油汚れの拭き取りに】
お茶に含まれる、脂肪分を分解する酵素「タンニン」の働きにより
食器類の油汚れの拭き取りにも活用できます。
油汚れたっぷりのフライパンや少し汚れが多い食器類を
ティーバッグでこすったあとに洗剤を付けたスポンジで洗えばOK!
茶殻が油を吸い取ってくれるので、スポンジが油まみれになることがなく
洗い物が楽チン&洗剤の節約にもなるのでおすすめです。
軽い油汚れなどは洗剤を使わなくてもスッキリ落とすことができますよ。
2-4.【鉄器のお手入れに】
ガーゼに包んだ茶殻で鉄瓶や鉄鍋などの表面を軽くポンポンと叩くように拭くと
お茶に含まれるタンニンが鉄と結びついて表面に膜を作り、サビを防ぎます。
2-5.【食品保存の乾燥剤として】
乾燥茶殻をガーゼで包み、米びつや乾物の容器に入れておきます。
除湿効果と殺菌効果で品質の劣化を防ぎ、虫を寄せ付けにくくします。
3.おわりに
いかがでしたか?
いつもならすぐに捨ててしまう茶殻は色んな場所のお掃除に大活躍してくれます。
環境にも身体にもやさしいエコなお掃除方法、ぜひお試しください。
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