食器・厨房コラム

食器・厨房コラムcolumns食器・厨房コラム

器の老舗 和泉屋だからこそ知っている、プロも役立つとっておきの情報をブログ形式で配信しています。

その他 2021.8.17

夏の風物詩「 風鈴 」について

奥山

今回紹介するのは夏といえば…!から連想ゲームを始めたら最初の方にあがるであろう風鈴についてです!
毎日暑いこの時期にどこからともなく聞こえる風鈴の音に夏が来たなと改めて感じる人もいるのではないでしょうか?弊店でも風鈴を取り扱っているのですが、お店においてある風鈴の音が、事務所にまで時折聞こえてきます。なんとなく風鈴の音って癒やされたり涼しくなったりして不思議ですよね。

今回はそんな風鈴の歴史や、効果について紹介していきたいと思います!

1. 風鈴の歴史

風鈴は中国から伝来した、「風鐸(ふうたく)」が元になったと言われています。
古くは唐の時代の中国に、風鐸という青銅でできた鐘のようなものを竹林に吊り下げておき、
音の鳴り方によって物事の吉兆を占う占風鐸(せんぷうたく)という占いがありました。
この風鐸が日本に仏教とともに伝わったと言われています。
風鐸には魔除けの意味があり、音の聞こえる範囲に住む人々には災いが怒らないと信じられていました。
当時は青銅製だったため今の風鈴のような軽やかな音ではなく、やや鈍く思い音だったと言われています。
平安・鎌倉時代の貴族は魔除けのために自宅に風鈴を吊るしていたという記録もあります。
江戸時代になると、西洋と貿易を行っていた長崎を通してガラスの文化が入ってきたことでガラスの風鈴も作られました。その価格は現在の価格で200~300万もしたと言われています。ガラスの価格が徐々に下がると庶民の手に届くようになると、住宅の縁側に吊るされる様になりました。また、風鈴が流行る以前から庶民の間では籠に鈴虫を飼って鳴き声を楽しむ習慣が有りました。風鈴の音は鈴虫と似ているため、夏の終りから秋にかけて鈴虫を飼うときは風鈴は仕舞われるようになったことから風鈴は夏のものという風習が生まれたとされています。

2. 風鈴の効果

2-1. 風鈴の音の効果

風鈴の音になんとなく心地よさを感じている方も多いのではないでしょうか?
それはただの気のせいではなく、ちゃんとした理由があったのです。
「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」という言葉を聞いたことはありませんか?
「1/ fのゆらぎ」とは、生体リズムに深く関わり、人間の心拍音にも見ることができるものです。
わたしたちの心臓は、一定のリズムで正確に動いているように感じますが、詳しく調べてみると、
早くなったり遅くなったり、不規則なズレがみられます。この細かなズレが「1/ fゆらぎ」といわれ、自然界にも存在するものです。例えば川のせせらぎや、小鳥のさえずり、木漏れ日、波の満ち引き、ろうそくの炎や電車などがこれに当たります。そして風鈴の音にも、この「1/fゆらぎ」があるのだそうです。つまり風鈴の音には多くの人間が「癒やし」を感じるようです。

2-2. 清涼効果

風鈴の音を聞くとなんとなく涼しいと感じた人も多いかと思います、なんと風鈴の音を聞いただけで実際に体の表面の温度が2~3℃下がることが立証されています。これは「風鈴の音」→「風が吹いた」→「涼しい」と脳が勝手に判断し、「ということは、体温が下がるぞ」と末梢神経に命令を出すからと言われています。しかしこれは日本人に限ったことで、風鈴の音と涼しさが結びつかない外国人にはこの現象が起こらないとされています。

2-3. 開運効果

厄除けとして用いられていた風鈴。音には浄化作用があり邪気を払う力があるとされています。
音が鳴る物は風の入り口にレイアウトするのが風水では良いらしく窓辺や家の東側に飾ると開運効果があるとされています。

3. まとめ

いかがだったでしょうか、なんとなく涼しさや癒やしを与えてくれていた風鈴は、
実際にそういった効果があるものだということがわかりました。
昔は魔除けに使われていたことなども初めて知った方もいたのではないでしょうか?
今年もまだまだ暑い日が続きます。この機会に風鈴を購入して楽しむのも一興かもしれません。

このコラムが気に入ったらシェアしよう!

夏の風物詩「 風鈴 」について

今回紹介するのは夏といえば…!から連想ゲームを始めたら最初の方にあがるであろう風鈴についてです! 毎日暑いこの時期にどこからともな…