その他 2023.9.07
中秋の名月とはどんな月?
2023年の中秋の名月は9月29日(金)です。
なぜ秋の月がきれいに見えるのかご存じですか?
本日は「中秋の名月」についてご紹介します。
これさえ押さえれば今年はお月見をより楽しめるはずです。
1.中秋の名月とは
「中秋の名月」とは、旧暦の8月15日に出る月のことです。
秋は7・8・9月で8月は真ん中なので「中秋」といいます。
陰暦では、月の満ち欠け周期の約半分にあたる15日が満月であるとされていました。
2. 十五夜や満月との違い
「十五夜」とは旧暦の毎月15日目の夜のことです。
「満月」とは月の満ち欠けの約29.5日の周期で、月に一度見られます。2~3年に一度ほどは、ひと月に2回見られることもあります。
つまり、「中秋の名月」は、一年に一度だけしか見られない月ということです。
3.中秋の名月が一年で一番美しい理由
秋は湿気が減り、空気が澄んでいる季節であること。また、気温が下がり、空気中の水蒸気が減るため、月がくっきり綺麗に見えるのです。
4.お月見の由来
中国の唐時代の観月宴「中秋節」に由来し、日本では平安時代に伝わったとされています。
最初は月を見て楽しむだけでしたが、次第にお米が無事にできたことを喜び、感謝するようになったと言われています。今では月を見ながら、秋の収穫物に感謝する日という意味でお月見をするようになりました。
5.月見団子について
「月見団子」は満月に見立てて、丸く作ります。月がよく見える方に台を置き、三方や大皿に15個の団子を盛ります。
里芋やさつまいも、枝豆、栗などの秋の野菜とススキ、秋草をお供えし、お月様に感謝の気持ちを伝えます。
6.おわりに
いかがでしたでしょうか?今年は中秋の名月と満月が重なる特別な日です。9月29日の夜は空を見上げて見ませんか?きれいな月がきっと心を癒やしてくれると思いますよ。
このコラムが気に入ったらシェアしよう!