その他 2018.10.04
鍋物だけじゃもったいない、土鍋は万能調理器具?!
これからの季節、ぐっと出番の増える土鍋。
寄せ鍋、もつ鍋、キムチ鍋などの様々な鍋料理に、土鍋が大活躍の季節ですよね。
でももしかして鍋料理に使うだけでシーズン終了、あとはまた次のシーズンまで
棚の奥に…なんて事になってはいませんか?
今回は活用法と、土鍋を長持ちさせるお手入れ方法をご紹介します。
1.あれこれ使える「土鍋」
寄せ鍋、もつ鍋、キムチ鍋に豆乳鍋やカレー鍋、
これからの時期、色んな鍋料理に大活躍の土鍋ですが
こんな使い方もおすすめです。
・煮込み料理に
土鍋は、温まりにくいというデメリットはありますが、
温まってしまえば保温力がとても高いというメリットがあります。
ゆっくり温度が上がるので、煮物などは煮崩れしにくくなり
素材の中まで味をしみこませることができます。
冷めにくい土鍋は、一度沸騰したらあとは弱火で煮込むことができるので
ガスの消費を抑えられ節約にも繋がります。
ポトフや、じっくり味を染み込ませたいおでんにもおすすめです。
・蒸し料理にも
ゆっくり温度が上がる性質と保温性は蒸し料理にもおすすめです。
その性質のおかげで、野菜から出る水分で油を使わずヘルシーな蒸し料理ができます。
また鶏むね肉などは保温性をいかしてゆっくり火を通せば
パサつかずにしっとり柔らかく仕上げることができます。
・土鍋でごはん
最近は炊飯用のご飯土鍋もありますが
普通の土鍋でももちろんご飯を炊くことはできます。
炊飯器で炊くより短時間でふっくら美味しいご飯が炊けるので
ガス代や時間の節約にもなります。
また、急な停電で炊飯器が使えない時も土鍋があればご飯を炊けるので
まだ土鍋でご飯を炊いたことのない方は、
そんな時の為に練習がてら一度試しておいてみるのもいいかもしれませんね。
・保温性を利用して簡単ローストビーフも
土鍋の保温性を使ってローストビーフを作ることもできます。
フライパンで表面を焼いた牛肉を漬けタレと一緒に袋に入れ
(一度沸騰させたお湯の入った)袋ごと土鍋に一時間放置。
余熱調理でレア過ぎないしっとりローストビーフが楽しめます。
・スイーツにも活用
鍋料理やご飯鍋に、というイメージが強い土鍋ですが
プリンなどのスイーツ作りに土鍋を使っている人もいらっしゃいます。
オーブンが使えるのでケーキやカステラを焼くことも。
これからの時期なら、リンゴをじっくり煮込むコンポートにも活躍しそうです。
2.長く使うには正しくお手入れを
ステンレス等のお鍋と比べると扱いが難しそうと思われがちな土鍋ですが
ちょっとしたポイントさえ覚えておけばとても便利なお鍋です。
・最初に「目止め」
土鍋を買って使い始める際には「目止め」が必要になります。
土鍋の底は素焼きの為、新品の土鍋の底には無数の小さな穴が空いていて耐水性に欠ける為、
お粥を作ってお米のでんぷん質でその穴を塞ぐのが「目止め」です。
この作業により、細かな穴から水が染み出して底がヒビ割れてしまうのを防ぎます。
お粥は食べないし…という方には、片栗粉やお米のとぎ汁を使った方法もあります。
・使う前には水分を
使う前には土鍋に水やお湯を入れて、水分を吸わせてから使うのがオススメです。
このひと手間で、濃い色や味の料理の色や匂いが、土鍋につきにくくなります。
・底の水分はNG
土鍋は急激な温度変化に弱いので、底が濡れている状態で強火にかけると
土鍋のヒビ割れの原因になります。
火にかける前に布巾などで底の水気を拭き取ってから火にかけましょう。
火からおろしたばかりの熱い土鍋を水に浸けるのも厳禁です。
土鍋を洗う際は、熱が冷めるまで待ってからにしましょう。
・シーズンが終わったら
一年中使える土鍋ですが、シーズンが終わったらしばらく使わない…
という場合はきちんと乾かしてから保管しましょう。
土鍋は厚みがあるので完全に乾くまでには数日かかります。
しっかり乾燥させて、カビの発生を防ぎましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?鍋料理以外でも色々な活用方法がある土鍋。
様々な料理に応用することができる土鍋は、深さを含めサイズも色々。
一人用の小さな土鍋から、家族みんなで囲める大きなものまでありますので
人数や用途に合わせていくつか揃えておくと便利です。
土鍋が登場する機会の多くなるこれからの季節、ぜひ新たな使い方に挑戦して
秋冬だけではなく、オールシーズン活用してみて下さいね。
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