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その他 2018.10.13

正しい和食の配膳マナー(ルール)

遠藤

和食ではご飯、味噌汁、焼き魚、煮物などが並べられると思います。
ただ、その配膳を気にされたことはありますか?
和食にも基本とした配膳マナーがあります。
本コラムでは、和食の配膳の成り立ちやマナーについて紹介します。

 

1.和食の一汁三菜

1-1.一汁三菜の配膳

一汁三菜の基本的な配膳は以下になります。

・主食(手前左)
・汁物(手前右)
・主菜:焼物、お刺身、肉料理など(右奥)
・副菜:煮物(左奥)
・副々菜:酢の物や和え物(中奥)

1-2.和食の配膳の成り立ち

様々な諸説があるようですが、
中国から伝えられた「左上位」という考え方があるようです。
皇帝から見ると、太陽は左である東から昇って右である西に沈むため、
先に日の昇る東は沈む西よりも尊くなり、左が右よりも上位とされると考えられたそうです。
※西洋のマナーは日本と逆の「右上位」になります。

昔から米は優秀な食品で、備蓄性や社会的な富と見なされることが多く、
貴重な食品とされてきました。
そのため、主食(米)を左手前に置き、
汁物を右手前に置くことが平安時代頃に決まったようです。

他の三菜については、2-1で記した基本形を取ります。
主菜の皿は箸をつける回数が多いため、高さの低い汁椀の上方に置きます。
副菜はご飯茶碗の上方、副々菜がある場合は中央に配置します。
また、箸は、右利きの方が多いため、取りやすいように箸先を左にします。

1-3.左利きの人はどうするのか

左利きの人は箸の向きだけ逆にします。
配膳の位置は変わりません。
配膳を逆に置くと陰膳になります。
陰膳とは、旅立つ故人のために用意するお膳です。

1-4.地域によって差異はあるのか

配膳の位置は基本的には全国どこも同じです。

教科書や管理栄養士の試験にも出題されるようで、
地域によって全く違うということはないと考えれます。
ただし、地域によっては三菜の位置に違いがでることもあるようです。
正式な場では確認しておくことをオススメします。

 

2.まとめ

正しい配膳を覚えておくことで、
配膳を気にする相手にも心地よく食事を楽しんでもらうことができ、
相手に良い印象を与えることになります。
西洋のテーブルマナーは気にされる方が多いですが、
日本のテーブルマナーも日頃から心がけてみてはどうでしょうか。
楽しい食事の時間を過ごすことができると思います。

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