コーヒーといっても、手軽に飲めるインスタントコーヒーから
本格的にドリップするコーヒーまであります。
そんなコーヒーとコーヒーの抽出の種類について紹介します。

 

１.コーヒーについて

コーヒーには、レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーがあります。
その二つの違いを見てみましょう

 

1.1 レギュラーコーヒー

焙煎されたコーヒー豆、または焙煎後に挽いて粉状になったコーヒーのことを
レギュラーコーヒーといいます。
「ブラジル」や「コロンビア」といった産地の名前がついているコーヒー豆は、
産地ごとの特徴や個性を味わうことができ「ストレート」といいます。
複数の産地のコーヒー豆を配合した物を「ブレンド」といいます。
ストレートコーヒーだけでは出せない風味を出すことができます。

 

1.2 インスタントコーヒー

焙煎したコーヒー豆から抽出したコーヒー液を乾燥させて粉末にしたものが
インスタントコーヒーです。
水分を加えれば元に戻るので、お湯に溶かすだけで簡単に飲むことができる
インスタント食品なのです。

 

２.コーヒー豆と挽き方

コーヒー豆を焙煎し、そのコーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れます。
焙煎方法によって、コーヒー独特の香りや味わいが違ってきます。
豆の挽き方によっても味わいが変わってきます。
コーヒーを何で抽出するかによって豆の挽き方が、５つの粒度に分けられます。

 

2.1 極細挽き

高温で素早く抽出するエスプレッソ向きの挽き方。

 

2.2 細挽き

ウォータードリップ(水出しコーヒー）向きの挽き方。

 

2.3 中細挽き

ペーパードリップやコーヒーメーカー向きの挽き方。
一般に市販されているレギュラーコーヒーはこの挽き方になっています。
この挽き方を基準にしてもらえるといいでしょう。

 

2.4 中挽き

サイフォンや布ドリップ（ネルドリップ）向きの挽き方。

 

2.5 粗挽き

カフェプレス向きの挽き方。

 

３．コーヒー抽出の種類

ここでは、抽出の種類を紹介します。

 

3.1 エスプレッソ

圧力をかけて抽出するイタリアンコーヒー。
圧力をかけてすばやく抽出する様子から、「エクスプレス」（急行）転じて
「エスプレッソ」と呼ばれるようになりました。

 

3.2 ウォータードリップ(水出しコーヒー）

細かく挽いたコーヒーの粉にゆっくりと水滴をたらし、時間をかけて抽出するというもの。
熱湯の熱を加えない分、コーヒーの味が素直に出る淹れ方。
いわゆる、水出しコーヒー。

 

3.3 ペーパードリップ

ドリッパーとペーパーフィルターを使って手軽に抽出する方法。
ペーパーフィルタに挽いたコーヒー豆をいれ、上から湯を注ぐことでコーヒーを抽出します。

 

3.4 コーヒーメーカー

スイッチを入れるだけで好みの杯数を淹れられるのがコーヒーメーカー。
ほとんどのコーヒーメーカーは、タンクに入れた水をボタンひとつで急速沸騰させ短時間で抽出します。
機種によっては「浄水機能」「ミル（豆から挽く）機能」などの機能がついている商品もあります。

 

3-5.サイフォン

蒸気圧を利用してお湯を押し上げ、高い温度のお湯とコーヒー粉を浸漬して抽出します。
ガラス製の器具ごしに、コポコポとお湯が沸きあがり上下するコーヒー液。
できあがるまでの過程が目でも楽しめる淹れ方です。

 

3-6.布ドリップ（ネルドリップ）

紙ではなく布フィルターで抽出を行う、ネルドリップ。
コーヒーファンから根強い人気のある抽出方法でもあります。
滑らかな口当たりが特徴で「最もおいしい、最高の抽出方法」とコーヒー愛好家から人気のある淹れ方です。

 

3.7 カフェプレス

コーヒーの粉とお湯を入れ、金属フィルターを押し沈めたらあとは注ぐだけ。
いわば抽出器具とポットが一体化した、手軽な淹れ方の一つです。
元々はフランスでコーヒー用の抽出器具として開発されました。
日本では紅茶用に発売されてブームになったことでコーヒーより紅茶用として親しまれてます。

 

４．まとめ

私は１日に３～５杯のコーヒーを飲みます。
手軽にいれられるインスタントコーヒーかコーヒーメーカーでいれて飲んでいます。
後片付けを考えるとどうしても手軽なインスタントコーヒーをのんでしまいますが、
豆の種類から、挽き方、抽出方法を選べば、何通りにもコーヒーを楽しむことができます。