食器 2021.4.03
急須のお手入れ方法
お茶を美味しく淹れるのに欠かせない「急須」。
普段ペットボトルで手軽に飲むことができるお茶ですが、
急須で淹れたお茶はひと手間かけた分だけ美味しさもまた格別ですよね。
美味しいお茶を淹れるためには急須を清潔に保つことも大切です。
今回は、美味しいお茶を楽しむための“急須のお手入れ方法”をご紹介します。
1.日頃のお手入れ
普段のお手入れは、水やお湯で洗い流し乾燥させるだけで十分です。
洗剤を使うと急須にニオイが移ってしまうため、水やお湯だけで洗いましょう。
茶葉を残したままだと雑菌が繁殖しやすくなりますので、
使った後はできるだけすぐにすすぎ洗いをしてください。
2.茶こしのお手入れ
水洗いだけでは取れない細かい茶葉は、歯ブラシで優しくこすって落としましょう。
どうしても取れないときは、乾燥させてから乾いた布巾などで取り除いてみてください。
※傷をつけてしまう可能性がありますので、金属製のタワシなどは使用しないでください。
3.急須の乾燥
洗い流した後に急須を十分乾燥させることが大切。
風通しのよい場所で、注ぎ口を下にして置くのがおすすめです。
しっかりと乾燥させることで、雑菌やカビが繁殖するのを防ぎます。
4.茶渋汚れには
全体的に茶渋汚れがひどい時には、漂白剤や重曹でつけ置きする方法が効果的です。
※どちらの溶液も直接手に触れると手荒れの原因になることもあるため、ゴム手袋を着用してください。
4-1.漂白剤でつけ置きする方法
1.洗い桶に急須がつかる量の水を用意し、規定量の漂白剤を混ぜる
2.急須を浸し、数時間放置する
(汚れ具合に合わせて放置する時間を調整してください)
3.取り出したら柔らかい布や歯ブラシで汚れを優しくこすり落とす
4.水やお湯で漂白剤を十分に洗い流す
5.洗い桶に新しい水を張り、急須を浸す
(水を取り替えながらニオイがなくなるまで数回浸す)
6.しっかりと乾燥させる
漂白後に気になるのが薬剤のニオイですが、
そんな時は“一度、お茶を淹れる”のがおすすめ。
お茶の中に含まれるカテキンが、漂白剤の嫌なニオイを消してくれますよ。
4-2.重曹でつけ置きする方法
漂白剤を使うのが心配な人は重曹を使いましょう。
重曹は環境にも体にも優しいので安心して使うことができます。
1.急須にお湯を入れる
(茶渋のついた部分が隠れるくらい)
2.小さじ1~2杯ほどの重曹を入れてかき混ぜる
(急須の大きさに合わせて重曹の量を調節する)
3.重曹が溶けたのを確認したら、お湯が冷めるのを待つ
4.重曹水が入っている状態で、スポンジや歯ブラシで茶渋の部分をこする
5.重曹水を捨てて流水でよくすすぐ
6.しっかりと乾燥させる
5.おわりに
いかがでしたか?
急須で入れるお茶は、心と身体を癒してくれます。
美味しいお茶を急須で淹れるには日頃のお手入れが大切です。
いつもと味が違う、嫌なニオイがするなと感じたら、
“急須の汚れ”が原因かもしれません。
お気に入りの急須を長く愛用し続けていただくためにも、
今回ご紹介したお手入れ方法をぜひ参考にしてみてください。
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