食器・厨房コラム

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食器 2021.6.18

焼き物の産地から選ぶ、ジブン色のマグカップ第8選+α

田井地

日本には、古くからそれぞれの土地に根差した焼き物があります。

土地の土や石など陶磁器を作るにあたって重要な素材や職人さんのこだわり、

思わず夢中になってしまう人も多いのではないでしょうか。

  • ざらざらとした質感やつるつるとした肌触り。
  • 多くの釉薬から生まれる新しい色。
  • 職人さんの思いから伝わる温もり。

今回は、それぞれの特徴を生かしたマグカップをご紹介いたします。

 

1. 波佐見焼

江戸時代から続く波佐見焼は、長崎県波佐見町で作られている陶磁器です。

伝統の中にも、モダンな雰囲気を感じることのできる波佐見焼は、

ジブンのライフスタイルに新しい風を吹かせてくれます。

 

1-1 波佐見焼 藍染窯 ステッチ マグカップ

手彫りの判子を職人が、1つ1つ手押しして美しい刺手繍柄を作り上げています。

男女問わず幅広い年代の方に好まれるシリーズで、いろんなシーンでの贈り物として、選ばれています。

この商品は、しっかりと持ちやすいハンドルに、安定感のあるどっしりとしたフォルムですが、

見た目よりとても軽く、飲み口は少し反っているので、飲みやすいデザインになっています。

 

1-2 波佐見焼 重山陶器 面取 マグカップ

食卓に楽しさをもたらすカジュアルな器です。

淡く優しい色と釉掛けされた外側の面が、紡ぎ出す陰影と輝きは、

今までの普段の生活にアクセントを与えてくれます。

エッジの際立つデザインながらも飲み口は優しいです。

ボディをしっかり支えられるように、指が3本入るしっかりとしたハンドルが付いています。

2. 益子焼

栃木県芳賀郡益子町で作られている益子焼のうつわの、

土の素朴感や温もりは、ナチュラルで土のざらざらした肌触りが、

その陶器の奥深さとして手に伝わってきます。

そんな益子焼のマグカップで、落ち着きのある空間、ジブンへ。

2-1 益子焼 大きいサイズ 刷毛目 マグカップ

刷毛目のつるつるとした肌触りとその周りのざらざらとした質感、2つの触り心地が一気に楽しめます。

容量も大きく、スープやスイーツなどを入れて楽しむことも出来ます。

 

2-2 益子焼 肉球 小さめ マグカップ

益子焼の落ち着く土物のマグで、ひとつひとつ手描きの肉球は見た目も可愛らしく、

カタチもとても小柄で、見ていて楽しい逸品です。

 

3.九谷焼

石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器で、

五彩手という色鮮やかな上絵付けが特徴的です。

上品で高級感のある九谷焼は、ジブンを奮い立たせてくれます。

 

3-1 九谷焼 青粒白粒鉄仙文 マグカップ

絵柄は大胆な上絵付けがなされており、力強い印象を与えます。

青粒・白粒と称する細かい点の盛り上げが並び、重厚さと品の良さを伝えます。

ハンドルは大きく持ちやすいのが特徴です。

こちらの商品は日用使いにも贈り物にもおすすめです。

 

3-2 九谷焼 銀彩 マグカップ

完成まで4回以上窯入れするなど大変な手間と技術を要する銀彩は、

透明感と九谷の色の美しさを合わせもち、料理やお酒をより上質に引き立ててくれる器です。

非常に繊細な作業の為、一つ一つの銀箔の厚みサイズが微妙に異なっていて、

全く同じものがないのも銀彩の特徴です。

 

4.美濃焼

美濃焼とは、古い歴史をもつ日本を代表する焼き物です。

それぞれの時代に求められる焼き物を生み出してきた美濃焼は、職人さんの技もこだわりも、

その時代に合わせて作られているため、技術も様式も多種多様です。。

和の趣が味わえる、ジブンだけのマグカップを探すにはぴったりです。

4-1 美濃焼 ブラウン チェック マグカップ

ひと味違う可愛さを表現するブラウンチェックマグは、

職人さんの手で描かれた太さの違うチェックの線と甘さを連想させるブラウンカラーが、

愛くるしさとクラシカルなムードを感じさせてくれます。

 

4-2 美濃焼 幸福 ふくろう マグカップ

幸運の鳥と言われる《フクロウ〉。語呂合わせで福来郎=福が来るといった縁起物として、

人々の間で愛されてきたとされています。凛とした面持ちで丸いフォルム。

そんなふくろうと同じ空間で珈琲を飲む。ジブンの空間で、ジブンの好きなふくろうと、

ジブンをかわいく映し出してくれる個性的なマグカップです。

 

5.海外の焼き物

今回は+αでイギリスのDENBY(デンビー)と言うブランドを紹介します。

デンビーはイングランド中部のダービーシャー州にて、1809年に創業しました。

200年以上の歴史の中で培った職人技により、現在も創業の地で美しく、そして使いやすい

‘‘ストーンウェア‘‘を製造しております。

イギリスでは、類まれな釉薬とその耐久性から、カジュアル陶器ブランドとして確立しています。

北欧の暮らしで新しいジブン色のマグカップはいかがですか。

5-1 アジュール ラージ マグカップ

快晴の空や澄み渡る海をイメージ。鮮やかなエメラルドブルーを基調とした‘‘azure‘‘(アジュール)

大きめなマグカップで珈琲など飲み物以外でも、クラムチャウダーやスープなど、あらゆる場面で活躍できるマグカップです。

 

5-2 ヘリテージ・オーチャード アクセント ラージ マグカップ

1950~70年代の過去のデザインを、参考にリメイクしたヘリテージシリーズで、

柔らかな色合いで、深みのあるコーヒーや野菜がゴロゴロ入った彩のあるスープをより一層、引き立たせてくれる名脇役です。

土のテクスチャーを生かした素朴な地色と、パステルカラーの組み合わせが魅力的です。

アップルグリーンとオートミールの素朴な組み合わせが日本にはない、新しい落ち着きのある色彩を演出しています。

 

6.まとめ

さてあらゆる焼き物を紹介しましたが、日本にはこの他にももっと多くの焼き物の産地があります。

産地を選び、見た目やカタチ、肌触りの好みなどから、ジブン色のマグカップを選んで頂ければうれしいです。

 

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