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食器 2021.9.25

銀食器のお手入れ方法

美しい輝きを放つ「銀食器」。

空気に触れると黒く変色してしまう銀食器は
日頃のお手入れがとても大切です。
今回は、ピカピカの状態を保つ“銀食器お手入れ方法”をご紹介します。

1.銀食器が黒ずむ原因

銀が黒ずむのは「硫化」という現象です。
銀が空気中の硫化水素(硫黄)と化学反応を起こし、表面に「硫化銀」の被膜が
できることで本来の銀を包み、黒く変色しているように見せるのです。

そのため黒ずんでしまっても硫化銀を取り除けば本来の輝きが取り戻すことが可能です。

2.日常のお手入れ

銀食器の洗い方はとても簡単です。

1.塩など固いものが付着したまま表面をこすると傷付く可能性があるため
 はじめに食器用洗剤を少量加えたぬるま湯の中に銀食器を入れて振り洗いをする。

2.固形物が付いていないのを確認したら、目が細かくて柔らかいスポンジに
 食器用洗剤をつけて優しく洗っていきます。
汚れが落ちないからといって強い力でこすると傷を付けてしまうので注意しましょう。
装飾のある部分や溝などは綿棒を使うと便利ですよ。

3.すすぎは水・ぬるま湯のどちらでも構いません。
洗剤が残っていると腐食の原因になりますのでしっかりとすすぎましょう。

4.洗った後は柔らかい布巾で水気を完全に拭き取ります。
自然乾燥だと水の跡がついてしまうので、しっかりと拭き上げてください。

3.黒ずみを防ぐお手入れのポイント

3-1.【使用後はすぐに洗う】

銀食器をきれいに保つためのポイントは「使用後は出来るだけ早く洗うこと」です。

肉や卵、玉ねぎといった硫黄を含む食品は、銀食器に付着したままにしておくと
くすみや黒ずみの原因になりますので、汚れは放置せずにすぐに洗いましょう。

3-2.【漂白剤やクレンザーは使わない】

どんなに汚れていたとしても、漂白剤やクレンザーを使用するのは避けましょう。
銀本来の美しいツヤが失われてしまったり、変色や傷の原因になります。

3-3.【食洗機の使用を避ける】

食洗機専用の洗剤が、変色やシミの原因となる場合があります。
また、食器同士が擦れて細かな傷が付いてしまう可能性があるので
銀食器は手洗いで優しく洗うことをおすすめします。

3-4.【歯磨き粉の使用を避ける】

銀食器のお手入れとして、歯磨き粉を使用する方法を見かけることがありますが
強い研磨効果によりツヤが失われ、くすみの原因になることがあります。
また、塩の含まれた歯磨き粉を使用すると銀食器に傷をつけてしまいます。

手軽に試せる方法ですが、銀食器の魅力を失いたくない方は使用を避けましょう。

4.黒ずみをきれいに落とす方法

方法1|アルミホイルと塩を使って落とす
《用意するもの》
鍋、アルミホイル、水、塩、

《手順》
1.鍋に銀食器が浸るほどの水を入れて沸騰させる。

2.沸騰したらアルミホイルを沈め、大さじ1~2杯の塩を入れる。
 (アルミホイルは丸めずに、できるだけ大きく鍋底を覆うように沈めます)

3.黒ずみが付着した銀食器が完全に浸るように鍋の中に入れ、そのまま5分間煮ます。

4.銀食器を取り出し、すすいでからしっかりと拭き上げる。

※注意※

接着剤を使用している銀食器の場合、粘着力がなくなってしまうことがあり
物によってはこのお手入れ方法が使えない場合もあります。

不明な際は、メーカーに確認してからお手入れ作業を行ってください

方法2|アルミホイルと重曹を使って落とす

《用意するもの》

プラスチック容器(耐熱温度100℃以上)、アルミホイル、熱湯
重曹(熱湯1リットルに対して大さじ1~2杯)

《手順》

1.プラスチック容器の底にアルミホイルを敷き、銀食器を重ならないように並べる。

2.銀食器が浸るぐらいの熱湯を注ぎ、重曹を全体に振りかけるように入れる。

3.お湯が冷めるまで放置する。

4.銀食器を取り出し、すすいでからしっかりと拭き上げる。

方法3|銀器専用のクロスやクリーナーを使う

シルバークロスは、研磨剤を浸み込ませた銀器専用のクロスです。

《使用方法》
1.黒ずんだ部分をゆっくりと優しく拭くように磨く。
2.磨いた後は、食器用洗剤でよく洗い流してからしっかりと拭き上げる。
3.柔らかい布でから拭きをすると、輝きがより長持ちします。

それでもきれいにならない場合は、シルバークリーナーを使いましょう。

《使用方法》
1.シルバークリーナーを柔らかい布などに少量つけて優しく磨く。
2.磨いた後は、食器用洗剤でよく洗い流してからしっかりと拭き上げる。

◆銀食器 お手入れ用品◆

【LUCKYWOOD (ラッキーウッド) シルバークリーナー】
液状なので細かい模様の中にまで入り込み、変色を簡単に落とします。

【LUCKYWOOD (ラッキーウッド) シルバークロスハード】

クロスは使用過程で黒くなりますが、効果にほとんど変化はありません。

※水洗い不可

5.銀食器の黒ずみを防ぐ保管方法

輝きをより長持ちさせるための保管方法をご紹介します。

・空気に触れないようにする
銀の変色を防ぐため、極力空気が触れない環境を作ることが大切です。
しばらく使用しない場合は、銀製品専用シートや専用袋を使うとよいでしょう。

専用収納アイテムが手元にない場合は、フリーザーパックなどの
密閉性の高い袋に乾燥剤と一緒に入れておくのもOK。

ただし、専用袋と比較すると効果は薄いため、状態チェックを兼ねて
時々取り出してきれいな布でから拭きしてあげましょう。

・直射日光を避ける
直射日光も変色の原因となるため、日の当たらないところに保管してください。
ガラス戸の食器棚に保管する場合は、時間帯によって太陽が当たっていないか確認しましょう。

・専用の箱や引き出しを決めておく
引き出しや戸棚を頻繁に開け閉めしていると、空気に触れる回数が増えてしまいますので
専用の箱や引き出しを決めて、不必要な開け閉めをしないようにするとよいでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか?
銀食器の洗い方から保管方法までご紹介しましたが
普段から銀食器を使い、変色する時間を与えないのもひとつの方法です。

“使う→洗う→拭く→磨く”を繰り返すことで、どんどん輝きが増します。
お手入れ方法のポイントを押さえて、銀食器のある生活を楽しんでくださいね。

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