食器・厨房コラム

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食器 2019.12.18

食器の種類と用途 ~洋食器【グラス・その他】~

遠藤

日常的にも出番が多い『洋食器』。

洋食器も和食器同様、様々なデザインや種類があり、
何をどの用途に使えばよいのかわかりにくいですよね。

今回は【グラス・その他食器】の名称や基本的な用途をご紹介します。

 

1.グラス

 

1-1.ゴブレット

脚付きの大型グラス。

一般的には水を注いで使用されることが多い。
ソフトドリンクやビール、カクテルなどにも使われます。

 

1-2.タンブラー

コップの総称。

「ハイボール・グラス」とも呼ばれます。

ウイスキーなどの水割りからビール、ソフトドリンクまで
幅広く活躍してくれるオールマイティーなグラスです。

 

1-3.ワイングラス

ワイン用のグラス。

白ワインは冷やして飲むため、ワインの温度が上がらないように小さめのグラス、
赤ワインは豊かな香りを高めるために大きめのグラスをを用います。
ワインの味わいはグラスの形状によって変わるものなのでグラス選びも非常に重要です。

 

1-4.シャンパングラス

シャンパン用のグラス。

パーティーやシャンパンタワーに使用される平型の「クープタイプ (ソーサータイプ)」と、
美しい泡立ちをより際立たせてくれる細身で背の高い「フルートタイプ」があります。
また、ジュースやカクテルなど幅広く使用できる「ステム(脚)がないタイプ」も
気軽にシャンパンを楽しめるのでおすすめですよ。

 

1-5.オールドファッショングラス (ロックグラス)

オンザロック用のグラス。

正式には「オールド・ファッションド・グラス」と呼ばれています。
ウイスキーやラム酒などを飲む際に使用され、飲み口が広く、高さが低い形状が特徴。

 

1-6.リキュールグラス

アルコール度数の強いお酒をストレートで飲むためのグラス。

別名「コーディアル・グラス」。
リキュールやウォッカ、テキーラなどをストレートで飲むときだけでなく、
アフターディナーカクテルを飲むのにも適しています。

1-7.ブランデーグラス

ブランデー用のグラス。

別名「スニフター」。
手のひらにぴったりフィットする脚が短く丸みのあるフォルムは、
手の温もりでボールの中に良い香りを満たすため。
また、ブランデーの香りを最大限に引き出すために口が広くなっています。

 

1-8.ピルスナー

ピルスナー向けのビールグラス。
細長い形状で背が高いのでビールの気が抜けず、おいしく飲めるように工夫されています。
ビールはもちろん、ソフトドリンク用としてもおすすめです。

 

2.その他

 

2-1.キャセロール

厚手の蓋付き鍋。
煮込み料理など汁気のあるメイン料理の盛り付けに使われる。
シチューやカレー料理はもちろん、煮物など和食の調理にも適しています。

 

2-2.グレイビーボート

ソースやドレッシングなどを入れる器。
「ソースポット」や「カレーポット」などとも呼ばれます。
また、角砂糖などを入れてティータイムに使っても素敵ですよ。

 

2-3.スープチュリーン

スープを入れる蓋付きの器。
「スーピエール」とも呼ばれます。
食卓上でスープを取り分けるときに使用します。

 

2-4.カトラリー

食卓用のナイフやフォーク、スプーンなどの総称。

「シルバーウエア(銀器)」「フラットシルバー」とも呼ばれます。

気軽に使いたい方には、錆びに強く耐食性があるステンレス製がおすすめです。

 

2-5.デカンタ

卓上用のガラス製の酒瓶。

主に、年代物のワインにみられるような澱(おり)とよばれる沈殿物などを取り除いたり、
ワインを空気に触れさせて酸化させる目的で使用されます。

 

2-6.カラフェ

水差し。

カラフェには「ピッチャー」という意味合いもあるため、
ワインだけでなく、水や牛乳など様々な飲み物に使用されます。

 

3.おわりに

いかがでしたか?

ビールでもワインでも、そのお酒に適した形状のグラスを使用すれば
お酒本来の味をもっと楽しむことができます。

見た目や持ち心地のよさなど、自分に合った最適なグラスを選んでみてくださいね。

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