結婚祝いの定番ともいえるカトラリー。
贈る際にカトラリーに含まれる意味まで考えている人は少ないのではないでしょうか？
そもそも刃物系を贈るのは良くないんじゃ…と不安に思ったことはありませんか？
今回は結婚祝いでカトラリーを贈る意味について紹介していきたいと思います。

1.　カトラリーをプレゼントする意味

1-1　スプーンに込められた意味

カトラリーの中に含まれているスプーンには西洋で「幸せを運ぶ」とされているので、
贈り物には最適なアイテムになります。結婚式の引き出物に使われる際には
「幸せのおすそ分け」との意味合いになります。

1-2　ナイフに込められた意味

さて、カトラリーにはナイフも含まれています、
刃物などは二人の仲を切り裂いてしまうとのことから贈り物としては、
嫌悪する傾向があるのでは？と思われる方もいると思いますが、
本来のナイフの意味は全く違う意味があるのはご存じですか？
ナイフには「運命や未来を切り開く」が本来の意味にあたります。
門出などの贈り物としてはとても良い意味が含まれてますよね。
余談ですが、以前　「マグカップを贈る意味」
結婚祝いとして食器類は嫌悪されがち、
理由としては割れた際にバラバラになることから「別れ」を連想させるから。
これも近年では割れた際に増えるということから、「幸せが増える」、「子だくさんになる」と
捉えられ、縁起が良いという考えも徐々に広まりつつあります。
カトラリーや、食器を贈る際に縁起が悪いというイメージは徐々に払拭されています、
しかしまだ縁起が悪いと捉える方も一定数いることを頭に置き、
贈る際には誤解を招かないようにメッセージを添える等何か心遣いを加えるのが良いかもしれません。

2.　素材

カトラリーの素材は一般的に3種類で。「ステンレス」「木」「銀」があります。
それぞれの特徴を紹介していきます。

2-1　ステンレス製

水分と触れることの多いカトラリーの素材としても最も一般的なのがステンレスです。
英語の「　Stainless　」：錆びない　から名前が付けられているので、
その通り錆に強く扱いやすいのが特徴です。
ステンレス製：オーソドックスで使いやすい。

2-2　木製

金属に比べて熱伝導が低いため、熱いものや冷たいものを食べるときに使うと、
料理をよりおいしく味わうことができ、木ならではのぬくもりと優しい口当たりが特徴です。
最近では耐水性に気を配った木製のカトラリーも増えていますが、ステンレスに比べると水分に弱い素材です。
木製：口当たりの優しさが魅力

2-3　シルバー製

最大級のテーブルウェアとして古くから人気があり、
ヨーロッパでは「銀は魔よけの力がある」とされていることから、
「一生食べ物に困ることが無いように」との意味を込めて、
赤ちゃんに銀のスプーンを贈る習慣があり、とても縁起の良い素材です。
高級感漂う輝きに見合ったデザインが多いが、
シルバー製品は長い時間使わないでいると黒く変色してしまうので、
結婚祝いで贈る際はセット数の多い物よりはペア用のものがおすすめです。
シルバー製：高級感と気品があり、芸術性が高いデザインが豊富。

3.　結婚祝いに贈るカトラリーの選び方

3-1　本数

結婚祝いとして贈るカトラリーセットの数は、定番のペアセットでも十分ですが、
使い勝手や来客時のことを考えて、２～３セットほど多いものを贈るのがおすすめされています。
ただし結婚祝いにふさわしくない死を連想させる「４」、苦を連想させる「９」の数は避けるようにしましょう。
また、「割り切れる＝別れる」を連想させる偶数を避けることも一般的ではありますが、
ペアの「２」、末広がりの「８」、1ダースの「12」などは問題ありません。

3-2　予算

結婚祝いに贈るカトラリーの相場は2,000～20,000円とされています。
相手との関係性によって変わるので、考慮して決めるのが良いと思います。
あまりにも高い金額は相手に気を使わせてしまうことがあるので、注意が必要です。

4.　まとめ

いかがでしたでしょうか、結婚祝いには定番品のカトラリーセットに込められた意味と、
カトラリーの主な素材に関して今回は触れていきました。
弊店でもカトラリーを数点扱っているので最後に紹介いたします。

4-1　クチポール（Cutipol） GOA　

ポルトガルのカトラリーブランド「クチポール」が手掛ける
人間工学に基づいた曲線美が魅力のGOA(ゴア)シリーズ。

 

クチポール：家族経営からスタートした小さな会社。
今ではヨーロッパやアメリカを中心として世界中で愛されるカトラリーブランドとして
幅広い世代から人気を得ている会社。タイパスという閑静な町に工場を持ち、
様々なカトラリーのデザインから仕上げまで、すべて自社で行い、
伝統的な技術と革新的な感覚を持ち併せた職人によって、一本一本、丁寧に作っている。
GOA：美しい曲線が特徴のモダンなシリーズです。細く華奢な柄と、ほどよい重みを持つ
先端のバランスが、持ちやすさの秘密。
さらっとしたマットな質感が心地よい樹脂製の持ち手は、まるで木で作られているかのような軽さで、
やさしく手に馴染みます。

4-2　 SUNAO（スナオ）/カトラリーギフトセット10本入

SUNAO：言葉の響きから想像・連想させるイメージをコンセプト。
SUNAOという言葉から、たとえば、まっすぐに伸びる苗や池に浮かぶ波紋など・・。
いろいろな環境や作用を受け入れてしまう「強さ」 また、
「SUNAO」は、他に”日本の食卓に合うカトラリー”もコンセプトにしています。
すこし小ぶりなのは、日本人の手に合うサイズ、今の日本の食生活で箸と並ぶことを前提に考えた結果です。
各アイテムそれぞれの機能が十分に発揮できるよう様々な工夫をした結果、この”かたち”が生まれました。
装飾はなくシンプルなので、飽きのこないデザインです。カトラリー自体、出しゃばることがないので、
どんな料理にも合わせられ、柄の裏がかまぼこ型になっているので、平たいデザインよりも持った時に指のあたり方がソフトです。

4-3　LUCKYWOOD（ラッキーウッド）18-8 VISBY（ヴィスビー）24pcsディナーセット（4客用）

日常使いに適した人気のカトラリーです。
さまざまな料理にお使いいただける万能性の高いデザイン、サイズ設計となっています。
定番アイテムに加え、ヨーグルトスプーンやアイスクリームスプーンなど、充実したラインナップも魅力です。
次回の私のコラムはカトラリーつながりでカトラリーの歴史について紹介していきますので、次回また閲覧いただけると嬉しいです。